コロラド州の民主党系知事ジャレッド・ポリス氏は、2020年米大統領選挙の結果を否認していた元メサ郡選挙管理官ティナ・ピーターズ(Tina Peters)氏の刑期を9年から3年に減刑すると発表した。
ピーターズ氏は2021年に逮捕され、選挙関連データの重大な違法取得容疑で昨年9年の実刑判決を受けていた。彼女は選挙管理施設に不正侵入し、投票機器のデータを盗み出してトランプ前大統領の支持者に提供したとされる。このデータを分析すれば、2020年の選挙でトランプ氏がコロラド州で勝利していたと主張するためだったが、専門家らはデータの改ざんはなかったと指摘していた。
判決を下したマシュー・バレット判事は、ピーターズ氏を「いかさま師」と呼び、再犯の可能性を懸念して厳罰を科すべきだと主張していた。一方で、ポリス知事は当初から減刑に前向きな姿勢を示していたが、その条件として「真摯な反省」を求めていた。
しかし、ピーターズ氏の地元メサ郡の住民らは、彼女が逮捕後も反省の態度を示していないと証言していた。また、ポリス知事の過去の減刑事例を分析した現地メディアによると、彼はこれまで「公然と反省を示した者」にのみ減刑を行ってきたという。ポリス知事はインタビューで、ピーターズ氏が後悔を表明したと主張したが、その詳細は明らかにされていない。
ピーターズ氏は2022年に州の公職選挙に立候補していたが、選挙データの不正取得によりメサ郡は数百万ドル規模の法的対応費用を負担していた。トランプ前大統領も州当局に対し、ピーターズ氏の減刑を強く働きかけていたとされる。
出典:
CyberScoop