米議会は18日、外国情報監視法(FISA)第702条に基づく監視権限を45日間延長する法案を可決した。期限切れが迫る中、上院が先に承認し、その後下院が可決。これにより、同法に基づく令状なしの外国人監視が引き続き可能となった。

第702条は、外国の標的を監視する権限を認めているが、その通信が米国人との間で行われる場合もあり、米国人の情報を特定してデータベースを検索できる。この仕組みはプライバシー保護団体やプライバシー重視の議員から長年批判されてきた。

45日間の延長により、議会は恒久的な合意に向けた協議を続ける時間を得た。延長に先立ち、上院情報委員会のトム・コットン委員長(共和党)とマーク・ワーナー委員長代理(民主党)は、国家情報長官と司法長官に対し、機密指令に関する文書の早期公開を求める書簡を送ることで合意した。

オレゴン州選出のロン・ワイデン上院議員(民主党)は、この文書の公開を求めており、一時は全会一致の同意を阻止していた。コットン氏とワーナー氏の合意により、同文書は15日以内に公開される見込みだ。

3月17日の機密指令は、第702条に基づく監視プログラムの年間再認証に伴い発出された。司法省はこの指令を不服として控訴しており、特定の分析ツールの使用が制限された。

ワイデン議員は先月、「数週間前、外国情報監視裁判所は第702条に関連する重大なコンプライアンス違反を指摘した。これは米国人の憲法上の権利に直接関わる問題だ」と述べた。

サウスダコタ州選出のジョン・トゥーン上院議員(共和党)は、延長により「改革に向けた議論の余地が生まれる」と説明した。

下院は今週、3年間の再認証とともに監視プログラムの一部改正を含む法案を可決したが、その条件として中央銀行デジタル通貨(CBDC)の禁止に関する別の法案を附帯させていた。トゥーン議員は、この附帯条項が上院で受け入れられないとの見解を示していた。

下院は18日、261対111の賛成多数で45日間の延長を可決。ドナルド・トランプ前大統領は、18か月間の「クリーンな」再認証を求めていた。

第702条の延長は、議会にとって恒例の「先送り」の一例だ。期限が迫るたびに議会は延長を繰り返し、恒久的な解決策を模索してきた。

出典: CyberScoop