米ナスダック上場のストライヴ・インク(Strive Inc.)は、789BTC(約6,143万ドル相当)のビットコインを新規取得し、保有量を14,557BTCに拡大した。平均取得価格は1BTCあたり約77,890ドルで、4月24日時点の保有額は時価総額で約11億ドルに達している。
同社は今回の取得を通じ、ビットコインをバランスシートのコア資産と位置づける戦略を継続。投資判断のベンチマークや長期的な価値保全手段としてビットコインを活用している。
企業によるビットコイン保有が加速
ストライヴによると、現在の企業によるビットコイン保有量は115万BTC超(推定850億ドル相当)に上り、ビットコインETFも128万BTC超(約950億ドル相当)を保有しているという。また、ストラテジー(Strategy)は本日、3,273BTC(2億5,500万ドル相当)を追加取得し、保有量を818,334BTC(637億ドル相当)に拡大。ビットコイン利回りは9.6%に達し、企業保有量としては最大規模を維持している。
ストライヴのバランスシート戦略
ストライヴのバランスシートには、1億4,557万ドル相当のビットコイン保有に加え、9,050万ドルの現金・現金同等物、ビットコイン関連金融商品へのエクスポージャーも含まれる。これには、ストラテジー社との関連で発行された優先株式など、ビットコイン市場と連動した収益創出を目指す仕組みも含まれている。
ストライヴは2026年に入ってからも積極的なビットコイン取得を続けており、3月には179BTCを追加取得して保有量を13,000BTC超に拡大。同時に、ビットコイン市場に連動した構造化クレジット商品へのエクスポージャーも拡大している。
ビットコイン導入を支援する教育活動
ストライヴは、企業のビットコイン導入を促進するための教育活動も展開。子会社のTrue Northは、オレゴン州で「Bitcoin for Business」サミットを開催し、CFOや経営者、財務担当者向けにビットコインの企業財務への統合方法を紹介する予定だ。この取り組みは、ビットコインを企業金融のスタンダードにすることを目指している。
アナリストが指摘する割安感
3月には、B.ライリー・フィナンシャルがストラテジーとストライヴの株式をカバーし、両社がビットコイン保有に基づく実質価値を反映していないとの見解を示した。ストラテジーはNAV比1.2倍、ストライヴは修正NAV比0.9倍で取引されており、ビットコイン価格下落局面における割安感を指摘。同社はこれを投資機会と位置づけている。