ホワイトハウスの首席補佐官サシー・ワイルズは、共和党の政治顧問約50人をニューヨークのウォルドルフ・アストリアに招集し、8月14日に会議を開催した。関係者によると、この会議は11月の米中間選挙に向けた共和党の選挙戦略を練るためのものだという。

会議には、先月ホワイトハウスを退任した元副首席補佐官ジェームズ・ブレアも参加し、選挙戦略の立案を支援した。 Politicoによると、この会議は「イラン戦争」と呼ばれるトランプ大統領の中東政策の影響で悪化する経済情勢と中間選挙への不安を背景に開催され、エネルギー価格や生活費の高騰が共和党にとって深刻な課題となっている。

支持率低迷と経済不安が共和党を圧迫

NBCニュースの世論調査(8月14日発表)によると、トランプ大統領の支持率は37%にまで低下。さらに、インフレとイラン情勢への対応に対する不満は66%に達し、ガソリン価格の高騰が家計を直撃している。エネルギー省のクリス・ライト長官は8月13日、ガソリン価格が来年まで下がらない可能性を示唆した。

ホワイトハウス関係者は、経済実態が選挙戦略に与える影響の大きさを認識しており、「スピンよりも実態が重要だ」との声も上がっている。 Politicoの記者ダシャ・バーンズに対し、ホワイトハウス関係者は「ガソリンが1ガロン3ドルを超えなければ、選挙で敗北する」との見通しを示した。

共和党議員の再選に暗雲

米国のガソリン価格は、イラン情勢の緊迫化により過去数週間で急騰。共和党議員は、エネルギー価格の高止まりが有権者の不満を招き、再選に悪影響を与えることを懸念している。特に、エネルギー価格に敏感な中西部や南部の選挙区では、経済不安が選挙戦の焦点となっている。

ホワイトハウスは、経済政策の失敗が中間選挙の敗北に直結するとの危機感を強めており、共和党幹部らは選挙戦略の見直しを迫られている。