米国のトランプ前大統領が8日、ABCニュースの黒人女性記者からガソリン価格の高騰に関する質問を受け、激しい怒りを露わにした。
記者が「イランとの戦争が続く中、なぜガソリン価格が高騰する今、自身のワシントンにおける景観整備事業に注力するのか」と尋ねると、トランプ氏は「そんな質問は stupid( stupid)」と一蹴。さらに記者を「horror show(最悪のレポーター)」と非難した。
「なぜそんなことを尋ねるのか? 我が国を美しく、安全に保ちたいからだ。美しさも重要だ」
「首都ワシントンのモニュメントや反射池が汚れている。掃除には200万ドルかかるが、汚れは見えないのか? 我が国は美しさと清潔さ、安全、素晴らしい人々で成り立っている。汚い首都など認められない」
「そんな stupid な質問は聞いたことがない。反射池の汚れを取り除くのに11〜12台のトラックが必要だ。なぜそんなことをするのか? そんな質問は我が国の恥だ」
トランプ氏は自身の周囲に向かって記者を嘲笑し、リンカーン記念館前の池の名称を間違えながらも、記者の質問を「国家への侮辱」と糾弾した。
一方で、トランプ氏はワシントンで「凱旋門」の建設を進めている。歴史的な建造物13棟を取り壊し、国土安全保障省の施設拡張を図る計画で、9万平方フィートの大広間は当初2億ドルとされていたが、現在は10億ドルの税金投入が見込まれている。当初の計画では全額民間資金とされていたが、実態は大きく乖離している。
イランとの戦争により、米国は1日あたり約10億ドルの戦費を投じており、ガソリン価格は戦争前と比較して50%上昇。全米平均で1ガロン4.54ドル、カリフォルニア州モノ郡では7ドルを超える地域もあると報告されている。
専門家らは、今後さらにガソリン価格が上昇する可能性を指摘しており、国民の経済的負担が一層深刻化する懸念が高まっている。
出典:
The New Republic