米国フロリダ州マイアミ・デイド郡の第11司法地区裁判所に提訴されたこの訴訟は、名誉毀損と暗示的名誉毀損を主張しており、損害賠償と公式な撤回を求めている。

ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLF)は5月4日、ジャスティン・サンを名誉毀損で提訴した。WLFは声明で「サンは事実を直視してもやめることなく、組織的なメディア攻撃キャンペーンを展開した」と主張。同社のX(旧Twitter)アカウントで「本日、ジャスティン・サンに対し名誉毀損で提訴した。真実に直面してもやめなかったサンの組織的なメディア攻撃キャンペーンに対し、法的措置を取る」と投稿した。

この対立の発端は、2025年9月1日にWLFがサンの保有する大量のWLFIトークンを凍結したことだ。サンは同年4月21日にカリフォルニア北部地区裁判所でWLFを提訴していた。その際、サンの関連企業ブルー・アンセム・リミテッドとブラック・アンセム・リミテッドは、40億WLFIトークン(顧問トークンを含む)の購入に4500万ドルを支払ったと主張。WLFが契約違反を犯したと非難し、損害賠償を求めていた。

サンの主張によれば、WLFがスマートコントラクトのブラックリスト機能を不正使用し、トークンを凍結したとされる。これにより、サンはガバナンス権を失い、トークン保有者に影響を与える提案の投票ができなくなったという。

サンの主張とWLFの反論

サンは「WLFの重大な不正行為、契約違反、詐欺、横領」に対する金銭的救済を求めているが、WLF側は逆にサンの関連企業が転売規則を破り、第三者名義でトークンを不正購入し、WLFIの価格下落を狙ったと主張。さらに、WLFがトークンを凍結した後、サンが公にWLFを非難したと指摘している。

WLFは、トークン凍結の権利が販売文書やアンロック契約、オンチェーンコードに明記されていたと反論。また、サンが顧問を務める立場でありながら、自身のトークンが凍結されている間、X上でWLFチームと激しい応酬を繰り広げていたことも明らかになった。

経済的損失と今後の展開

プロトスの報道によると、サンの保有するWLFIトークンは凍結以降、数千万ドルの価値を失った。サンはWLFチームに対する名誉毀損訴訟も検討しているとされる。

訴状の一部は機密扱いとなっているが、両者の対立は今後も法廷で争われる見通しだ。

出典: Protos