トランプ氏の経済評価、FOXニュース調査で歴史的低水準に
2024年4月23日放送のデイリー・ブラスト・ポッドキャスト(The Daily Blast)によると、トランプ前大統領が常に注視しているFOXニュースの世論調査で、経済に対する評価が極めて厳しい結果となった。同氏の経済評価は34%にとどまり、66%が不支持を示すという、民主党が経済問題で共和党を上回る「マイルストーン」ともいえる状況が明らかになった。
同ポッドキャストの司会者、グレッグ・サージェント氏は、トランプ氏がFOXニュースの世論調査に強い関心を寄せていることから、この結果が同氏にとって「衝撃的な内容」になると指摘。特に、インフレに対する評価は28%の支持に対し、72%が不支持という「圧倒的な不満」が示された。
民主党が経済問題で共和党を上回る初のケース
FOXニュースの最新調査では、民主党が経済問題で共和党を初めて上回る結果となった。これは、2024年選挙で勝利したトランプ氏にとって、経済政策が主要な勝利要因であっただけに、大きな打撃となる可能性がある。
専門家が指摘する「歴史的な低水準」
G・エリオット・モリス氏(Strength in Numbers Substack代表)は、トランプ氏の経済評価が「主流メディアの報道以上に悪い」との見解を示している。同氏によると、トランプ氏の経済評価のネット不支持率(支持率−不支持率)は、ジョー・バイデン前大統領がインフレ危機のピークだった2022年から2023年にかけて記録したマイナス32ポイントと同水準の「マイナス32」を記録。これは、COVID後の経済回復を掲げて勝利したトランプ氏にとって、極めて厳しい数字だという。
さらにモリス氏は、インフレに対するトランプ氏のネット不支持率が「マイナス44」に達しており、同氏の独自調査でも「マイナス46」を記録していると指摘。これは「単なる外れ値ではない」と強調し、トランプ氏の経済政策に対する国民の不満が広範囲に及んでいることを示唆している。
トランプ陣営の苦境と人事刷新のうわさ
FOXニュースの調査結果が示された同日には、複数の報道でトランプ氏が「選挙戦略の見直し」を迫られていると伝えられた。同氏は上級スタッフの更迭を検討しており、主要な側近が「中間選挙に向けた戦略」を模索しているという。
サージェント氏は、トランプ氏がFOXニュースの世論調査結果をどのように受け止めるか注目されるとしている。
「トランプ氏が選挙で勝利した経済政策の成果が、国民からこれほど厳しく評価されている現実。これは、同氏にとって大きな転換点となる可能性がある」