メジャーリーグベースボール(MLB)では、新人選手がデビューイヤーで活躍しても、2年目に成績が低迷する「ソフィモアスランプ」と呼ばれる現象がしばしば見られる。これは、新人選手に限った話ではなく、ベテラン選手でも同様の傾向が見られることから、むしろ「平均への回帰」という統計的現象の一例と言える。

シアトル・マリナーズのキャッチャー、カル・レイリー(愛称「ビッグダンパー」)もその例外ではない。2025年には60本塁打という驚異的なシーズンを送ったが、今季はその期待に応えることができずにいる。

開幕直後からレイリーは不振に陥り、開幕7試合で7三振を喫するなど、打率0割という極度の低調ぶりを見せた。さらに、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でチームメイトのランディ・アロゼナに対し挑発行為を行ったことで注目を浴びていた矢先の不振だったため、一部では「ビッグスランパー」と揶揄される声も上がった。しかし、4月には徐々に調子を取り戻し、自身のキャリア4シーズン(60本塁打シーズンを除く)と同程度の成績に落ち着いてきた。とはいえ、平均的なMLB選手よりも20%程度優れた成績に留まっており、2025年のような60%を上回る活躍は期待できない状況だ。

4月27日にミネソタ・ツインズ戦で8回に本塁打を放って以降、レイリーは13日間で8試合、36打席連続でヒットなしという深刻な不振に陥っている。この状態が続く中、マリナーズの今季の戦力構成やレイリーの今後の起用法に注目が集まっている。

出典: Defector