ビットゲット幹部、4億8000万ドル相当のLAB引き出しを黙認か

暗号資産(暗号通貨)の実況者として知られるザックXBTは、ビットゲットの幹部が「裏で詐欺を操作させている」と非難した。10の新規ウォレットが12時間で4億8000万ドル相当のLABを引き出し、その額はLABの流通供給量の32.26%に達したという。1

LABは暗号通貨取引インフラ企業が発行するトークンで、同社は「AI研究エンジン」を掲げている。別の調査者スペクター・アナリストによると、LABのチームが5月初旬の価格急騰前に数百万ドル相当のLABをビットゲットに預託していたという。この動きは、共謀したポンプアンドダンプの疑いがあると指摘されている。2

ビットゲット創業者、疑惑の中心に

ザックXBTは、ビットゲットの創業者ショーン・リウが同取引所の「黒幕」であり、疑惑の詐欺行為を支援していると主張。一方、CEOグレイシー・チェンは表向きの顔として機能していると述べた。3

ザックXBTはさらに、ビットゲットを「カルト的な取引所」と呼び、同取引所が「自分たちの利益になる限り、何年も野放しにされてきた」と糾弾。今後、同取引所に対する「公の攻撃が増加する時期が近づいている」と警告した。4

過去の疑惑事案との関連性

ザックXBTは2026年5月、LABの創業者ヴォヴァ・サドコフに関する内部情報提供者に対し、1万ドルの懸賞金を設定。同時に、LABがビットゲット、バイビット、バイナンス、OKXに上場された経緯についても調査を呼びかけた。ザックXBTは「このような詐欺師たちは業界の信頼をさらに傷つけている。罰せられなければならない」と述べた。5

また、4月にはビットゲットに上場された$RAVEが疑惑の内部取引の対象となった。同トークンは3億ドル超の取引高を記録したが、数日で97%下落。複数の取引所が調査に乗り出したものの、ザックXBTはその対応の遅さを批判した。6

RAVEの崩壊に対し、取引所の対応は遅すぎた
— ザックXBT

5月7日には、ビットゲットCEOのグレイシー・チェンがRAVEの調査を約束してから20日が経過したが、いまだに進展はないという。7

ビットゲットの過去の規制問題

2021年には、韓国のボーイズバンドBTSをテーマにしたトークンを無断で使用したとして、シンガポール当局から取引停止処分を受けた経緯もある。8

ビットゲットは現在、世界有数の暗号通貨取引所の一つであり、直近1週間で10億ドル超の取引高を記録している。同社は「本社を持たず、グローバルに拠点を展開している」と主張している。9

プロトスはビットゲットに対し、LABの上場に関するコメントを求めたが、現時点での返答はない。今後、新たな情報があれば記事を更新するとしている。10

専門家の見解と業界への影響

暗号通貨アナリストのルックオンチェーンは、LABの大量引き出しを「極めて異常な動き」と評価。同社のデータによると、10の新規ウォレットが1億LAB(4億8003万ドル相当)を引き出したと報告している。11

業界関係者の間では、ビットゲットのような大手取引所が規制当局の監視を回避しながら、疑惑の取引を黙認しているのではないかとの懸念が広がっている。12

ザックXBTは、今後さらに多くの実況者や規制当局がビットゲットに注目し、圧力をかける可能性があると示唆。暗号通貨業界全体の信頼回復に向けた動きが加速するか注目される。13

出典: Protos