保守系評論家のビル・オライリー氏は、CNNのケイトラン・コリンズ記者を「新米」と厳しく批判した。コリンズ記者が4月27日のWHCD(ホワイトハウス記者協会晩餐会)で発生した銃撃事件について、「射手は死亡確認された」と誤報したためだ。

オライリー氏は自身の番組「No Spin News」で、コリンズ記者の報道を取り上げ、「彼女は新米だ。テレビ映えするが、取材はできる。しかし基本ができていない」と述べた。

「彼女はWHCDの映像を見ればわかる。ニュースを報道する資格がない。聞きかじりの情報を流すのは、伝聞に過ぎない」と指摘。さらに「彼女は教育長官の発言を根拠に報道したが、なぜ彼女がそれを知っているのか?噂であれば伝えることはできるが、『死亡確認』とは言えない」と厳しく非難した。

「彼女は基本ができていない。テレビに出て、インタビューはできる。しかし、肝心のニュース報道ができていない」
— ビル・オライリー

CNNの広報担当者は、TheWrapの取材に対し即時のコメントを控えた。

事件の経緯とコリンズ記者の報道

4月27日、トランプ前大統領が出席していたWHCDで銃声が鳴り響き、大混乱に陥った。参加者は机の下に隠れ、ジャーナリストたちは情報を求めて慌ただしく動いた。

この混乱の中で、コリンズ記者はCNNの生放送で「射手が死亡したと確認された」と報道。その際の発言は以下の通りだ。

「皆さん、これは未確認の情報です。今、何が起きているのか聞いているところです。
私たちの周りにはセキュリティが配置されており、これはシークレットサービスです。多くの政府高官がここにいるためです。教育長官が私の隣に座っており、彼女の警護官がロビーで射手がいると伝えました。死亡が確認されたとのことです」

しかし、その後の捜査で射手は生存しており、逮捕された。容疑者はカリフォルニア州在住のコール・トマス・アレン容疑者(31歳)で、トランプ前大統領暗殺未遂容疑で起訴された。暗殺未遂と銃器所持の罪で、最高で終身刑が科される可能性がある。アレン容疑者は現在、容疑を認めていない。

報道の信頼性とメディアの課題

オライリー氏の批判は、メディアの報道倫理や信頼性に対する再考を促すものとなった。特に、未確認情報の安易な報道が招く混乱について、専門家からも懸念の声が上がっている。

一方で、CNN側は今回の報道について公式な謝罪や見解を発表していないが、報道の正確性向上に向けた取り組みが求められている。

出典: The Wrap