米ホワイトハウスの首席補佐官スージー・ワイルズ氏は、閣僚に対し、2024年の中間選挙に向けた国内選挙活動を最優先するよう求めた。 Politico の報道によると、ワイルズ氏は閣僚に対し、海外での無駄な出張を控え、米国内の選挙区を回るよう指示した。これは、閣僚の海外出張が相次ぐ中で行われた措置だ。
例えば、農務長官のブルック・ロリンズ氏は2025年にベトナム、日本、インド、ペルー、ブラジル、英国を訪問するなど、年間で6カ国を超える海外出張を実施していた。ロリンズ氏のチームは、これらの出張が複数の貿易交渉につながったと主張したが、一部の関係者からは「なぜ英国に行くのか?」との疑問の声が上がっていた。
ワイルズ氏の指示は、閣僚の海外出張に対する批判が高まる中で出された。現在、閣僚レベルの海外出張は、首席補佐官の承認が必要となっている。 Politico の関係者によると、「全ての出張は閣僚事務局を通じて承認される。海外出張はケースバイケースで審査されるが、国内選挙活動を優先するよう求められている」という。
閣僚の海外出張に対する批判と実態
しかし、閣僚の海外出張は依然として続いている。ワイルズ氏の指示から1週間後、トランプ政権はイランとの戦争を開始した。ガソリン価格の高騰や米軍兵士の犠牲、戦争の理由の曖昧さなどが相次ぎ、トランプ政権と共和党の支持率は急落した。
現在、共和党は11月の選挙で議席を維持できるかどうか微妙な状況にある。民主党は選挙区の再編を進め、年初来の特別選挙では共和党が全敗に近い状況だ。下院は民主党が議席を奪う可能性が高く、上院も民主党が議席を獲得する可能性が50%程度と見られている。
民主党の最大の懸念:敗北時の権力維持策
民主党にとって最大の懸念は、敗北時にトランプ大統領が「癇癪を起こす」可能性だ。トランプ氏は敗北時にあらゆる手段を講じ、権力維持を図るとの見方が強まっている。