米国のマクドナルドは本日より、新しい「McValueメニュー」を導入した。同社はこのメニューを「より柔軟でお得な選択肢」としてアピールしているが、実際には必ずしも価格が下がるわけではない。
今回の新メニューでは、朝食・ランチ・ディナーの各種アイテムが3ドル以下で提供される。しかし、前年の旧「McValueメニュー」と比較すると、必ずしもお得になるとは限らない。旧メニューでは、同等またはそれより安価なフルプライス商品を購入した場合、1ドルで追加の商品を注文できる「1品購入で1ドル追加」というシステムがあった。しかし、新メニューではこのシステムが廃止され、顧客からは不満の声が上がっている。
新メニューの価格設定は、顧客が商品をどのように組み合わせるかによって異なる。旧メニューでは2品目を1ドルで追加できたが、新メニューでは1品目を3ドル以下で注文する形に変更された。そのため、必ずしも価格が下がるとは限らないのだ。
専門家も指摘:価格は地域によって大きく異なる
マーケティング戦略の一環として、新メニューは顧客の注目を集めることを目的としていると、専門家は指摘する。テクノミックのシニアディレクター、ヘザー・ネルソン氏は「マクドナルドは常に価値提案の構造を実験している」と述べ、新メニューが顧客にとっての価値を再定義する試みであると説明した。
また、マクドナルドの広報担当者は「3ドル以下のメニューは、顧客が最も重視する一貫した価格設定と、自由な注文を実現するものだ」とコメント。さらに「5ドルのミールデalsなど、他のお得なメニューと組み合わせることで、顧客はより多くの選択肢を得られる」と述べた。
顧客の反応は賛否両論
新メニューの導入に対する顧客の反応は、SNSやフォーラムで賛否両論となっている。特にRedditのr/fastfoodサブレディットでは、旧メニューの「1品購入で1ドル追加」システムが廃止されたことで、逆に損をすると感じる顧客が多い一方で、新メニューの方がお得になると考える顧客もいる。
また、新メニューでは2024年に発表された5ドルのミールデalsも引き続き提供される。当時はインフレによる価格上昇が話題となっていたが、今回の新メニューはその対応策の一環でもある。