アカデミー賞ノミネート俳優のマーク・ラファロは、パラマウント・スカイダンスとワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)の合併案に反対するニューヨーク・タイムズ紙の寄稿で、業界関係者が声を上げることの重要性を訴えた。
同寄稿は、米経済的自由プロジェクト研究部長のマット・ストラーと共同執筆され、1月9日に掲載された。ラファロとストラーは、合併反対の立場を表明する公開書簡への署名を呼びかける中で、多くの業界関係者が「職業上の報復を恐れて」声を上げられない現状を指摘した。
「この合併には多くの問題があるが、最も根本的な問題は、業界関係者が声を上げることを恐れていることだ」と彼らは述べた。「深く根深い、醜く広がる恐怖が存在する」
また、具体例として、業界誌Anklerの編集長が合併反対のバッジを着用していたことを理由に、パラマウントが同誌への広告を一時停止したと報じられた。さらに、CNNがWBDの買収に関連する報道を控える中、ラファロの番組出演を回避したとの報道もあった。
「この合併はハリウッドに多くの害をもたらすだろうが、すでに害は進行中だ。人々が自らの業界について思ったことを口にできない状況が生まれている」と彼らは主張した。
団結が恐怖を克服する鍵に
ラファロとストラーは、恐怖を克服する手段として「団結」を提唱した。既に4,000人以上の芸術家が合併阻止を求める公開書簡に署名しており、その数は日々増加している。また、カリフォルニア州司法長官のロブ・ボンタやニュージャージー州上院議員のコリー・ブッカー、ニューヨーク市長のゾフラン・マムダニなどの政治家が合併反対の立場を表明し、調査を開始するなど、政治的な動きも広がりつつある。
彼らは、メディア・テック業界における反独占の動きを例に挙げ、「独占を助長する企業が恐怖によって沈黙を強いられてきたが、私たちの連合はその状況を変えつつある」と述べた。
「独占を目指す者たちはまだ力を握っている。しかし、その支配力は揺らぎ始めている」と彼らは主張した。「私たちが傍観にとどまらず、運命に屈せず、団結して戦う時、勝利は可能だ」
パラマウント側からは、コメントの求めに対し即時の応答はなかった。