米国の人気ニュース番組「モーニング・ジョー」は12日、トランプ大統領が進めるホワイトハウスの新舞踏室建設計画について、多くのアメリカ人が反対していると報じた。同番組の司会者ジョー・スカーボロー氏は、共和党議員によるこの計画への資金援助の動きを「非常識」と断じ、中間選挙への影響を予測した。

サウスカロライナ州選出の上院議員リンゼー・グラム氏は先週、ホワイトハウス記者協会晩餐会で銃撃事件が発生したことを受け、この舞踏室建設を税金で賄う法案を新たに提案した。しかし、民主党のみならず、一部の共和党議員からも反対の声が上がっている。一部の共和党議員は、同舞踏室がWHCA晩餐会などのイベントに必要だと主張しているが、スカーボロー氏はこれに対し「ガソリン代も食料品も家賃も払えない中、ホワイトハウスと共和党は税金で「マリー・アントワネットの舞踏室」を建設しようとしている」と皮肉った。

同番組の共同司会者ウィリー・ガイスト氏も、ガソリンや生活費の高騰に苦しむアメリカ国民の現状を踏まえ、共和党の動きに疑問を呈した。

「当初は寄付金で賄う計画だったが、それでも国民はホワイトハウスを破壊してまでトランプ大統領のイメージ通りの舞踏室を建てることに反対していた。しかし今週、リンゼー・グラム議員が率いる共和党は、ホワイトハウス記者協会晩餐会の銃撃事件という未解決の問題を口実に、『今度は taxpayers(納税者)が「マリー・アントワネットの舞踏室」を建てなければならない』と言い出したのだ」とガイスト氏は指摘した。

番組に出演したパネリストのドニー・ドイチュ氏は、トランプ政権と共和党の今回の動きを「悪手の政治」と断じた。

「トランプ氏がコミー元FBI長官を攻撃したり、ジミー・キメル氏を非難したり、舞踏室やアーチ、お金に名前を入れることに執着するたびに、彼は有権者ではなく、自分自身のイメージばかりを追求している。これは選挙に勝つための戦略とは言えない。悪手の政治だ」とドイチュ氏は解説した。

出典: The Wrap