ルイジアナ州議会、黒人比率の高い選挙区を削減する議会地図を可決
ルイジアナ州議会上院は15日未明、州内の黒人比率の高い選挙区を1つ削減する新しい議会地図を可決した。これにより、現在異なる選挙区に属する民主党議員同士の議席争いが生じる可能性がある。
議員同士の議席争いに発展の可能性
新しい議会地図では、民主党のトロイ・カーター議員とクレオ・フィールズ議員が、現在属する選挙区が統合される形で議席を争う可能性が出てきた。ルイジアナ・イリュミネーター紙のピッパー・ハッチンソン記者が報じた。
議員による徹夜の審議
上院委員会は14日深夜から審議を開始し、住民からの意見聴取に10時間近くを費やした。審議は15日午前4時30分に終了した。委員会は16日にも本会議で法案を採決する見込みで、その後下院委員会に送られる予定だ。
州内選挙区の現状と新たな動き
ルイジアナ州は現在6つの下院選挙区を有しており、そのうち4つが白人比率の高い選挙区、2つが黒人比率の高い選挙区となっている。共和党のジェフ・ランドリー知事は、米国最高裁判所の判決を受け、4月30日に下院選挙を一時停止した。新しい議会地図は6月1日までの州議会会期終了前に承認される必要がある。
委員会で審議された2つの提案
委員会では2つの議会地図案が審議された。最終的に4対3の賛成多数で可決されたのは、共和党のジェイ・モリス議員(西モンロー出身)が提案したSB 121号法案。同法案は2022年の地図を基に作成され、ニューオーリンズからバトンルージュまで黒人比率の高い選挙区を維持しつつ、他の選挙区を白人比率の高いものに再編する内容となっている。
一方、民主党のエド・プライス議員(ゴンザレス出身)が提案したSB 407号法案は、4つの白人比率の高い選挙区と2つの「機会選挙区」を設ける内容だった。プライス議員は、この「機会選挙区」により黒人有権者が自分たちの選好する候補者を当選させる機会を確保できると主張したが、委員会での採決では否決された。
黒人議員による選挙区削減回避の動き
民主党のサム・ジェンキンス議員(シュリーブポート出身)は、黒人比率の高い選挙区を全て削減する6対0の地図案が進められないことで合意したと述べた。
「我々は、黒人比率の高い選挙区を全て削減する地図案を進めないという点で合意した」
— サム・ジェンキンス議員
今後の展望と課題
新しい議会地図は、ルイジアナ州の選挙区再編をめぐる議論の的となっている。黒人有権者の選挙権保護を巡る議論は今後も続く見込みだ。