中国の自動車メーカー、ジェットア(Jetour)が新型SUV「G700」を発表し、注目を集めている。同車は陸上走行時には892馬力、837 lb-ft(1,135 Nm)のトルクを発揮するハイパフォーマンスSUVで、水上では電動プロペラを駆動させて航行することが可能だ。
先日、北京近郊の燕琪湖で行われた実証実験では、G700が湖面を横断する様子が披露された。この「アークエディション(Ark Edition)」と呼ばれる水陸両用モデルは、通常の走行用パワートレインを切り替え、2.0Lターボプラグインハイブリッドエンジンと2基の電動モーターをプロペラ駆動に切り替える仕組みとなっている。さらに、高度なジャイロスコープ式安定化システムを搭載しており、水上でも車体を安定させることができる。
ジェットアはG700の水上走行機能を、洪水時の移動手段として開発したが、所有者が遊戯目的で使用する可能性も高いと見られている。同社の発表によると、G700はトヨタ・ランドクルーザー300シリーズと同等のサイズで、世界市場への輸出も計画されている。
驚異的なパフォーマンス性能
G700の陸上走行時の性能は圧巻だ。892馬力、837 lb-ftのトルクにより、0-100km/h加速をわずか4.6秒で達成する。また、3つのロック式デファレンシャルを備えており、本格的なオフロード走行にも対応する。さらに、CATL製31.4kWhバッテリーパックを搭載しており、電気自動車としての航続距離は150km(93マイル)を確保。20-80%までの充電はわずか10分で完了する。
中国の自動車メーカーは近年、技術革新で世界をリードしており、ジェットアのG700もその象徴的な存在と言える。陸上と水上の両方で高いパフォーマンスを発揮する同車は、今後、世界中の自動車愛好家から注目を集めそうだ。