ABC、FCCの調査に法的措置で反撃

元連邦検察官のジョイス・ヴァンス氏は、ABCが連邦通信委員会(FCC)の「ザ・ビュー」に対する調査に対し、法的措置を取ったことを評価した。同局は1月、FCCの「対等時間(equal time)ルール」違反を理由とした調査に対し、宣告的判決の請願(Petition for Declaratory Ruling)を提出した。

同ルールは、ラジオ・テレビ局に対し、政治候補者に同等の放送機会を与えることを義務付ける連邦規則。ヴァンス氏はMSNOWの番組で、この措置が政府に対する強い抵抗を示すと述べた。

「屈する必要なし」—ヴァンス氏の発言

ヴァンス氏は「トランプ政権2期の教訓は、言論の自由が脅かされる場面で早期に屈することは得策ではないという点だ」と語った。

さらに「元法務次官の起用は、裁判所や政府に対し、ABCが本気であることを示す」と指摘。同氏は「FCCよ、我々の行動が正しいと理解せよ。手を出すな。全力で戦う」と述べた。

「ザ・ビュー」と「ジミー・キメルショー」の違い

ヴァンス氏は、昨秋「ジミー・キメルショー」が同様の告発で一時的に放送中止となった際のABCの対応と対比し、今回の強硬姿勢に注目した。

同氏は「キメルの政治風刺は、米国の言論の自由のコンセンサスの核心部分。政治家を攻撃する行為は、第一修正条項で保護される」と述べた。

FCCの調査対象となった「ザ・ビュー」

FCCは2月、テキサス州上院選の民主党候補ジェームズ・タラリコ氏が出演した「ザ・ビュー」の回について、対等時間ルール違反の可能性を調査すると発表。同氏の対立候補であるジャスミン・クロケット下院議員も同番組に出演していた。

FCCのブレンダン・カー議長は「執行措置を検討中だ」と述べ、調査の実施を示唆した。

「ABCの今回の措置は、政府の圧力に屈しない決意の表れ。第一修正条項を守るための正当な闘いだ」
— ジョイス・ヴァンス(元連邦検察官)

出典: The Wrap