ネブラスカ州の上院議員選挙予備選挙が11月7日火曜日に実施され、民主党のシンディ・バーバンク氏が圧倒的な支持を得て勝利した。しかし、バーバンク氏は一般選挙への出馬を最初から辞退する意向を表明していた。
バーバンク氏は退職した薬局技師で、州のリベラル層から89.2%という圧倒的な得票率を獲得。州内のほぼ全ての地域で勝利を収めたが、唯一の例外は保守的な農村部の1郡のみだった。対抗馬は反 abortion(中絶反対)を掲げる牧師ビル・フォーブス氏で、共和党のピート・リケットツ上院議員によって民主党予備選挙に「送り込まれた」との疑惑が浮上していた。
フォーブス氏は共和党の「隠れ supporters(支持者)」であると民主党側から非難されており、ネブラスカ民主党のジェーン・クリーブ党首は3月に「フォーブス氏はネブラスカ人のために戦うのではなく、有権者を欺くために出馬している」と批判していた。民主党は現職共和党議員に対抗する有力候補を擁立できないと判断し、独立系候補のダン・オズボーン氏(整備士、元労働組合幹部)を支援する戦略を採っていた。
リケットツ上院議員はフォーブス氏との関係を否定しているが、民主党寄りの世論調査ではオズボーン氏がリケットツ氏に善戦できる可能性が示唆されていた。民主党にとっての最大の懸念は、選挙が3つ巴(リケットツ、オズボーン、民主党候補の3者)に分裂することだった。そこにバーバンク氏の勝利が、民主党の意図せぬ形で「解決策」となったのだ。
バーバンク氏は勝利直後にニューヨーク・タイムズ紙に対し「票が割れるのを避けたかった」と語り、11月の本選挙への出馬は考えていないと述べた。また「正直、圧勝して少し残念」とも話し、開票開始からわずか6分で当確が出たことに「楽しみが半減した」と冗談交じりに語った。さらにリケットツ氏にも出馬辞退を望むかとの問いには「それはとても甘美なことね」と回答していた。
バーバンク氏は当初は共和党州務長官によって立候補資格を剥奪されたが、州を相手取った訴訟の末、立候補が認められた。