ジープ・チェロキー、再びPTU不具合でリコールを発表

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出された書類によると、ジープは約6万1711台のチェロキー(2019~2023年モデル)を対象に、パワー・トランスファー・ユニット(PTU)の不具合に関するリコールを実施すると発表した。PTUは四輪駆動システムの重要部品で、内部故障により走行中に突然エンジン出力が停止する可能性があるという。

ジープは、影響を受ける車両の所有者に対し、走行中の異音や振動、ダッシュボードへの「4WDサービス」メッセージ表示に注意するよう呼びかけている。さらに、一部の車両ではシフトが「P(パーキング)」に入っていても車両が動き出す可能性があるとしている。

過去にも繰り返されたPTU不具合

ジープ・チェロキーのPTU不具合は今回が初めてではない。ジープは過去にも複数回にわたり、PTUに関連するリコールを実施してきた。

  • 2020年半ば:2014~2017年モデルのPTU入力スプライン不具合を理由にリコールを発表。
  • 2023年3月:2016~2017年モデルのPTUスプライン不具合を調査し、直ちにリコールを実施。
  • 2025年1月:2017~2019年モデルのPTU内スナップリング不適切装着を理由にリコールを発表。その後、2019~2023年モデルのPTU完全故障について調査を開始。

ジープはこれまでに、世界中の市場で387件の保証請求、5件の現場報告、16件のサービス記録を確認している。また、関連が疑われる事故1件と負傷者1件も報告されている。

修理方法は「検討中」所有者は6月までに連絡を受ける見込み

ジープは、影響を受ける車両の所有者に対し、2025年6月25日までに連絡を取るとしている。しかし、具体的な修理方法については「現在検討中」としており、所有者がいつ車両を修理できるかは明らかになっていない。

「今回のリコールは、ジープにとってPTU不具合という長年の課題が再び浮上したことを示している。所有者にとっては、突然のエンジン停止や車両の暴走というリスクを回避するための重要な対応となる。」

チェロキーの信頼性に再び疑問符

ジープ・チェロキーは北米市場で長年にわたり主力モデルとして親しまれてきたが、近年のPTU不具合の頻発は、その信頼性に再び疑問を投げかけている。所有者はリコール通知を待ち、安全な運行に努める必要がある。

出典: CarScoops