ソルトレイクシティ(ユタ州)— 連邦政府による移民取り締まり強化の動きが続く中、米国移民税関執行局(ICE)がユタ州ソルトレイクシティにある83万平方フィート(約7.7万平方メートル)の大型倉庫を、評価額を大幅に上回る価格で購入したことが明らかになった。この倉庫は、移民の拘留、処理、物流支援を目的に転用される見込みだ。
同州選出の民主党議員ラシダ・タリブ議員は先ごろ、「倉庫拘留禁止法案(Ban Warehouse Detention Act)」を提出。国土安全保障省に対し、倉庫や類似施設を移民拘留センターに転用することを禁止する内容となっている。また、ICEが「非伝統的」な拘留施設を開設することも禁じる条項が盛り込まれている。
タリブ議員は声明で、「ICEと国境警備隊(CBP)は、人々を路上で殺害し、家族を引き裂き、近隣住民を拉致して檻に閉じ込めている。今や彼らは全国の倉庫を巨大な拘留施設に転用しようとしている」と非難した。
同法案は、トランプ前大統領による大規模な強制送還政策を抑制する狙いがある。民主党議員らは、移民政策の厳格化に反対し、人権侵害につながる可能性のある施設の拡大に歯止めをかける意向だ。
出典:
The Verge