「アメリカを愛するなら、アメリカを見るべき」

米国の運輸政策を監督する立場にある運輸長官が、任期の半分近くを家族との米国横断旅行に費やしていたことが明らかになった。ショーン・ダフィー運輸長官は2025年1月に上院で承認されたが、就任後7ヶ月にわたり、家族と共に全米を旅行していたという。

Fox Newsと提携したリアリティ番組「The Great American Road Trip」

ダフィー運輸長官は5月9日、Fox Newsのインタビューで、この旅行がリアリティ番組「The Great American Road Trip」の収録であったことを明かした。同番組はFox Newsと提携して制作され、米国独立250周年記念に向けてYouTubeで公開される予定だ。

しかし、訪問したのは全米50州のうちわずか8州。主に保守的な州とワシントンD.C.に限定されていた。具体的には、ペンシルベニア、サウスカロライナ、テネシー、フロリダ、テキサス、アリゾナ、モンタナ、マサチューセッツ、そして首都ワシントンD.C.であった。

「アメリカを愛するなら、アメリカを見るべき」

ダフィー運輸長官は、この旅行のきっかけについて「アメリカ独立250周年記念に向けて、アメリカを深く知る機会を作りたかった」と語った。また、妻のレイチェル・カンポス・ダフィーと出会ったのも1998年のMTVのリアリティ番組「ロード・ルールズ:オール・スターズ」のロケ中であったという共通点を強調した。

「アメリカを愛するなら、アメリカを見るべきです。この美しい国には見るべきところがたくさんあります」とダフィー運輸長官は述べた。

トランプ前大統領の提案で実現

レイチェル・カンポス・ダフィーは、この家族旅行がトランプ前大統領の提案によるものであったことを明かした。「当初はiPhoneで動画を撮るつもりでした。でも、話し合ううちに、『ルーツに戻ろう!無料でYouTubeに公開し、全米の人々に見てもらおう』という結論に至りました」と語った。

さらに彼女は、「家族みんなで車に乗って、思い出を作り、アメリカの誕生日を一緒に祝いましょう。そうすれば、素晴らしいことができると思いました」と付け加えた。

「ポルノハブの世界」からの脱却を主張

批判を予想したレイチェル・カンポス・ダフィーは、この旅行が「ポルノハブの世界」からの脱却を目指す「健全な家族向けのコンテンツ」であると強調した。

「私たちの生活はポルノハブの世界に支配されています。でも、これは本当に健全で素晴らしい家族向けの内容です」と語った。

全米の家族に旅行を呼びかけ

ダフィー夫妻は、2026年が米国を旅するのに最適な年であると主張し、全米の家族に同様の旅行を提案した。しかし、その費用負担については明らかにされていない。