BMWは、北米市場向けに初となる「Neue Klasse(ノイエクラッセ)」SUV「iX3 M50」を発表した。価格は61,500ドル(輸送費1,350ドル込み)で、航続距離は最大434マイル(699km)を達成。これは、テスラ「Model Y Performance」の306マイル(493km)を大幅に上回る数値だ。
同車は、483馬力のモーターと476lb-ft(645Nm)のトルクを誇り、0-60mph加速は4.7秒を記録。ガソリン車の「X3 M50 xDrive」と比較すると、航続距離だけでなく、価格面でも優位に立つ。iX3 M50の価格は62,850ドルであるのに対し、X3 M50 xDriveは67,850ドルと、5,000ドル以上の差をつけている。
航続距離の詳細とタイヤの関係
BMWによると、iX3 M50の航続距離はタイヤの種類によって変動する。20インチサマータイヤ(標準装備)では434マイルだが、20インチオールシーズンタイヤにすると383マイルに低下。一方で、21インチオールシーズンタイヤを選択すると、399マイルと、21インチサマータイヤ(398マイル)をわずかに上回る結果となった。BMWは、この数値の違いについて、異なるタイヤブランド間の平均値を反映しているためだと説明している。
| ホイールサイズ | タイヤ | MPGe(Combined) | 航続距離(マイル) |
|---|---|---|---|
| 20インチ | サマータイヤ(標準装備) | 118 | 434 |
| 20インチ | オールシーズンタイヤ | 102 | 383 |
| 21インチ | サマータイヤ | 105 | 398 |
| 21インチ | オールシーズンタイヤ | 105 | 399 |
| 22インチ | サマータイヤ | 104 | 392 |
充電性能と競合他社との比較
iX3 M50は、400kWの急速充電に対応しており、10分で185マイル(298km)の充電が可能。これは、競合他社であるメルセデス・ベンツ「GLC 400 4Matic」の推定航続距離(約380マイル)を上回る性能だ。また、テスラ「Model Y Performance」の航続距離(306-327マイル)と比較しても、圧倒的な優位性を持つ。
オプションと価格設定
iX3 M50には、M Sportパッケージが用意されており、基本の2,500ドルから、Iconic GlowグリルやM Sportブレーキ、専用ホイールをセットにした4,000ドルのプランまで選択可能。これにより、よりカスタマイズ性の高い購入体験が提供される。
「iX3 M50は、航続距離、価格、性能のすべてにおいて、ガソリン車を上回る存在だ。特に、米国のEV市場が停滞する中で、この価格帯でこれだけの性能を実現したことは、大きな注目を集めるだろう。」
BMWは、iX3 M50を通じて、電気自動車の新たな基準を提示し、市場に大きなインパクトを与えることが期待される。