中国自動車メーカーSAIC傘下のMGは、新型フラッグシップモデル「MG 07」の外観を公開した。同車は、高級クーペの代表格であるポルシェ・タイカンを彷彿とさせるデザインながら、価格は300万円以下(約29,410米ドル)に抑えられており、実用性とコストパフォーマンスを両立させたモデルとなっている。
同社は3月にティザー画像を公開していたが、今回正式にデザインを明らかにした。MG 07は「新エネルギー分野のクーペセグメントにおける究極の選択肢」を目指して開発されたとされる。
「700万円クラスの高級クーペに匹敵するトップレベルのスタイリング」を、200万円以下(約29,410米ドル)という価格で実現。これは、中国市場におけるポルシェ・タイカンの最低価格(約918万円、134,985米ドル)と比較しても、極めて低価格な設定となっている。
実際のデザイン面では、MG 07の外観はポルシェ・タイカンを太くしたような印象で、全体的なバランスはやや不自然な部分も見受けられる。しかし、C字型のLEDライティングや膨らみのあるフード、アクティブシャッター付きの広い下部グリル、目立つセンサーなど、独自の個性も見られる。
サイドビューでは、斜めにカットされたウインドウと長い曲線を描くルーフが特徴的。ルーフ上部にはリッドarセンサーが搭載されており、前後のフェンダーベントやドアハンドル、リアエンドなどにもタイカンを彷彿とさせるデザインが採用されている。その一方で、トランク部分のデザインはやや平凡で、今後の改良が期待されるポイントだ。
MGは詳細なスペックを明らかにしていないが、MG 07はSAICの次世代NEVプラットフォームを採用することが明らかになっている。また、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の両方のパワートレインが用意される予定だ。
さらに、上位グレードモデル(約44,112米ドル)には、モメンタ R7自動運転システムが搭載される。同システムは、都市部における自動運転機能や「駐車スペース間のシームレスな自動運転」を実現するほか、「物理的なシーン理解と予測的推論能力」を備え、熟練ドライバーのような先読み運転を可能にするという。これにより、安全性の向上が図られるとしている。
MGによると、自動運転モード時には車両のライトがターコイズブルーに点灯するという特徴的な演出も採用されている。
今後数週間のうちに、より詳細な情報が公開される見込みだ。MG 07は、中国市場における新エネルギー車(NEV)の競争力強化を狙ったモデルとして注目を集めそうだ。