NFLのレギュラーシーズンが18試合に拡大されるかどうかは「避けられない」未来ではないかもしれない。しかし、リーグがその方向に動くことは間違いないだろう。
ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナー、ロバート・クラフト氏はここ数ヶ月でたびたび、18試合制の導入と年間16試合の国際開催について言及してきた。最新のVanity Fair誌のインタビューでは、NFLのロジャー・グッデルコミッショナーの特集記事の中で、シーズン拡大への明確な意欲を語っている。
「新しい労使協定では、18試合制とプレシーズン2試合に移行したい。そうすれば、年間16試合の国際開催が可能になり、すべてのチームが毎年国際試合を経験できるようになる。主にストリーミング視聴を中心とした大会になるだろう」とクラフト氏は語った。
労使協定の行方と実現可能性
問題は、新しい労使協定がいつ締結されるかだ。現在の協定が2031年3月に期限を迎えるため、NFLは選手たちがシーズン拡大に同意するまでロックアウトを実施する可能性が高い。そのため、選手側は早期に18試合制に同意することが賢明といえる。18試合制が導入されれば、レギュラーシーズンが20週間に延長され、合計10回の放送枠が追加されることで、リーグの収益はさらに増加する。
スーパーボウルLXII(アトランタ開催)の正式日程が決定するまでは、2027年までに18試合制を導入する余地が残されている。これは簡単なことではないが、リーグはまだあきらめていない。もしあきらめていれば、現在の17試合・1 bye制のもとで、スーパーボウルは2028年2月13日に開催されるはずだった。
国際展開の加速とファン拡大戦略
クラフト氏が提案する16試合の国際開催は、NFLのグローバル化戦略の一環だ。ストリーミングサービスを活用した国際展開により、新たなファン層の獲得が期待される。また、すべてのチームが毎年海外で試合を行うことで、リーグ全体の魅力向上にもつながるだろう。
今後の労使交渉の行方が注目されるが、リーグと選手会の双方にとってメリットのある合意が模索されることになる。