アウディQ4 e-tron 2024年モデル、大幅なアップデートを実施

アウディはQ4 e-tron電気SUVの2024年モデルを発表した。今回のアップデートでは、内装の刷新、新技術の導入、そして効率性の向上が図られている。主な変更点は以下の通りだ。

新内装とAI機能

新しいQ4 e-tronの内装は、よりプレミアムな仕上がりとなった。11.9インチのドライバー用ディスプレイと12.8インチのセンターディスプレイを組み合わせたパノラマディスプレイを採用。さらに、オプションで12インチの後席用ディスプレイを追加できるようになった。この他、拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレイやChatGPTの統合も行われ、最新のアウディ車と同等のインフォテインメント機能を提供する。

航続距離と充電性能の向上

基礎モデルとなる201馬力(204PS/150kW)の後輪駆動仕様では、航続距離が18マイル(29km)延長され、290マイル(467km)となった。ただし、WLTP基準で263マイル(424km)だった従来モデルと比較すると、まだ長距離走行には不十分な数値だ。

上位モデルのQ4 Sportback e-tron Performanceでは、航続距離が367マイル(591km)に達し、82kWhバッテリーの急速充電性能も向上。最大185kW(従来は175kW)に強化され、10%から80%までの充電に約27分を要する。これは、ジェネシスGV60の250kW級の充電スピードには及ばないものの、着実な改善と言える。

双方向充電と実用性の向上

アウディ初となる双方向充電機能を搭載したQ4 e-tron。キャンプやアウトドア利用者にとって朗報の機能で、欧州市場では「Vehicle-to-Home」機能により、バッテリーから家庭へ電力を供給することも可能。太陽光発電の余剰電力を活用したり、電気代を節約したりできる。

牽引性能も向上し、Quattroモデルでは最大1,800kg(3,970ポンド)までの牽引が可能となった。これは従来比で400kg(882ポンド)の増加だ。トランク容量は520リットルで、後席を折り畳むと1,490リットルに拡大。電動テールゲートも標準装備となった。

外観の変更点

2024年モデルのQ4 e-tronは、セグメント化されたLEDデイタイムランニングライトとボディカラーのグリルが外観上の特徴。内装と同様に、実用性と快適性を高めるための改良が随所に施されている。

パワートレインと効率性

新しいリアモーター、パワーエレクトロニクス、スマートなソフトウェア、低摩擦のトランスミッションオイルを組み合わせることで、従来モデルと比較して約10%の効率向上が実現された。これにより、より長い航続距離と優れたエネルギー効率が期待できる。

基礎モデルと282馬力(286PS/205kW)の中間モデルは後輪駆動のみとなり、従来の四輪駆動オプションは廃止された。最上位モデルの335馬力(340PS/250kW)仕様はQuattro(四輪駆動)のみの設定となっている。

まとめ

アウディQ4 e-tron 2024年モデルは、内装の刷新、AI機能の導入、双方向充電、充電性能の向上など、多岐にわたる改良が施された。特に双方向充電機能は、アウディにとって初の試みであり、実用性が大幅に向上している。今後、欧州市場を中心に展開される予定だ。

出典: CarScoops