アーカンソー州、パーキン市警察の違反チケット乱発を受け2030年まで取り締まり禁止を命令

アーカンソー州の検察官は、同州の小さな町パーキン市の警察が交通違反の取り締まりを安全対策ではなく、主に収入源として悪用していたと発表した。州警察の調査を受け、市は2030年12月31日まで州および連邦高速道路における速度違反の取り締まりを禁止された。

違反すれば1件ごとに軽罪に問われる可能性

検察官によると、パーキン市警察は交通法および刑法の執行を通じて公共の安全を守るのではなく、主に罰金収入を得る目的で活動していたという。2024年の監査では、市が罰金および関連収入として28万4,752ドルを徴収していたことが判明。人口わずか1,000人強の小さな町にとって、この金額は明らかに異常な数字であり、警察活動の実態に疑問を投げかけるものとなった。

州警察が2024年に調査開始

KAITの報道によると、州警察は2024年に運転手から寄せられた「違反チケットの乱発」に関する多数の苦情を受け、調査を開始した。検察官のマレー氏は、市側がアーカンソー州の「速度取り締まり法(Speed Trap Law)」に違反していないと主張するのに対し、これを強く否定した。

実際、パーキン市の問題は決して新しいものではない。2007年にはテレビ番組で取り上げられ、その実態が広く知られていた。さらに、Google Mapsの画像には、町の主要交差点にある廃業したガソリンスタンドにパーキン市警察のフォード・クラウンビクトリアが駐車している様子が映っているという。

2030年までの取り締まり禁止措置

これを受け、パーキン市の警察官は2030年12月31日まで、市内の州および連邦高速道路におけるパトロールと取り締まりを禁止された。違反した場合、発行された1件ごとに軽罪に問われる可能性がある。対象となるのは速度違反だけでなく、連邦・州高速道路上で発行されるあらゆる交通違反のチケットが対象だ。

ただし、市民の安全が脅かされることはない。アーカンソー州警察とクロス郡保安官事務所が、これらの道路のパトロールを引き継ぐことが決定している。

背景と経緯

パーキン市は、長年にわたり「速度取り締まりの街」として知られてきた。小規模な自治体が財政難を理由に交通違反の取り締まりを強化するケースは珍しくないが、今回の措置はその悪用が明確に認定された初めての事例の一つとなった。

出典: CarScoops