米ファストフード大手ウェンディーズは、2026年までに米国内で174店舗を閉鎖する計画を発表した。同社は業績回復に向けたターンアラウンド戦略の一環として、低業績店舗の整理を進めており、第1四半期(2026年3月期)の売上高は5億4060万ドル(前年同期比3.3%増)を記録し、アナリスト予想を上回る好調な数字となった。
米店舗174店閉鎖、ターンアラウンド戦略の進捗
ウェンディーズは、2025年第4四半期(10~12月)時点で米国内に5,979店舗を展開していたが、2026年の第1四半期(1~3月)末には5,805店舗に減少。この間に174店舗が閉鎖されたことになる。同社は今年、業績不振の米店舗200~350店舗を閉鎖する計画を示しており、今回の発表はその一環だ。
ウェンディーズのケン・クック暫定CEOは earnings call(決算説明会)で、「われわれはターンアラウンドの初期段階にいる」と述べ、業績回復に向けた取り組みの進捗を強調した。
業績回復に向けた具体策と国際市場の成長
同社の四半期売上高は5億4060万ドル(アナリスト予想:5億2048万ドル)を記録し、調整後EPS(1株当たり利益)は12セント(予想10セント)と、いずれも市場予想を上回った。株式市場では、発表当日の取引時間中に4%超上昇し、午後に入っても2%の上昇を維持した。
クック暫定CEOは声明で「われわれはウェンディーズのシステム強化とパフォーマンス向上に向けた断固とした行動を取っている」と述べ、米国事業の改善に向けた取り組みを進めているとした。具体的な改善策として、新しい「ビギー・プラットフォーム」の導入、プレミアムハンバーガーのアップグレード、新しいチキンサンドイッチの発売を挙げた。
また、注文精度や顧客満足度の向上に注力し、米国事業の改善を図る一方で、国際事業は順調に成長。システム全体の売上高は6%増加し、特に中国市場の拡大が寄与している。クックCEOは「米国事業は低迷しているが、国際事業は強力な成果を上げている」と述べた。
中国市場で1,000店舗展開へ
中国市場では、10年間で最大1,000店舗を展開するフランチャイズ契約を新たに締結。クックCEOは「これらの取り組みは、ウェンディーズの基盤を強化し、持続的な成長と長期的な価値創造に向けた勢いを取り戻すためのものだ」と語った。
「われわれはターンアラウンドの初期段階にいる。米国事業の改善に向けた取り組みは着実に進んでおり、方向性にも自信を持っている」
ケン・クック暫定CEO