イタリアのスポーツカーメーカー、キメラは、新型EVO38 Collezione Martiniを発表した。1980年代のラリーを彷彿とさせるデザインに、マルティーニの伝統的なカラーリングを纏った同モデルは、同社の新たなフラッグシップとして注目を集めている。

同車は、イタリア・サルデーニャで開催された「Rally Storico Costa Smeralda」にて初公開された。キメラはかつて、1970年代から1980年代にかけて活躍したレーシングチーム「マルティーニ・レーシング」とのコラボレーションを発表。今回のEVO38 Collezione Martiniは、その復活を象徴するモデルとなる。

限定生産のマルティーニカラー

EVO38 Collezione Martiniは、マルティーニのレース遺産にインスパイアされた複数のカラーバリエーションが用意されている。初期モデルとして発表されたのは、パールホワイト、ベルモットレッド、ドライグリーンの3色。今後、さらにバリエーションが追加される予定だが、生産台数は極めて限定的で、早期の注文が必要となる。

631馬力にパワーアップしたエンジン

EVO38 Collezione Martiniの心臓部には、2.1リットルのツインチャージド4気筒エンジンが搭載されている。同エンジンは、従来のEVO38から631馬力(640PS)にパワーアップし、トルクも516lb-ft(700Nm)まで向上した。これにより、0-100km/h加速は2.8秒以下を達成すると見込まれている。

さらに、E85バイオエタノール燃料に対応したフレックスフューエルシステムを採用。これにより、最大出力を引き出すことが可能となった。また、高圧冷水噴射式のインタークーラーも装備され、過酷な走行条件下でもエンジンの冷却性能を維持する。

車両重量は約1,100kgで、さらなる軽量化の可能性も示唆されている。これにより、6速マニュアルトランスミッションと四輪駆動システムを介して、圧倒的な加速感を体感できるという。

新型ハイパーカー「K-39」の生産を発表

キメラはまた、新型ハイパーカー「K-39」の生産を発表した。EVO38がランチア・ベータ・モンテカルロをベースとしているのに対し、K-39はゼロから設計されたフルモデルチェンジとなる。同社は2024年にK-39のコンセプトを発表し、1979年から1981年にかけて活躍したモンテカルロ・ターボのシルエットにインスパイアされたデザインであることを明らかにしていた。

K-39の詳細については、5月15日に公開される予定となっている。同モデルは、キメラの技術力の集大成となるハイパーカーとして、世界中の自動車愛好家から注目を集めそうだ。

出典: CarScoops