イギリスの高級車メーカー、ジャガーは新型の電気自動車(EV)に「Type 01」の名称を与えた。同社の新開発EVプラットフォームを基盤とし、120kWhの大容量バッテリーと3基の電気モーターで構成される。9月に正式発表され、年内に発売が開始される予定だ。

「Type 01」の名称は、2024年に発表されたコンセプトカー「Type 00」に続く新時代の幕開けを象徴する。ジャガーの伝統的な「Type」シリーズに名を連ねる同モデルは、フロントガラス下部に小さなモチーフとして刻まれる。「0」は電気パワートレインとゼロ・テールパイプ・エミッションを、「1」はジャガーの新たな電気自動車時代の第一号を意味するという。名称自体はシンプルだが、コンセプトカー名よりも覚えやすいと評価されている。

デザインとパワーの両立がカギ

車両のデザインはコンセプトカーに近い形状となる見込みだが、市販モデルではリアドアが追加され4ドア化される。路上での存在感は際立つものの、その斬新なデザインには賛否両論が予想される。

パワーユニットも重要な要素だ。ジャガーの新EV専用プラットフォーム「Jaguar Electric Architecture」を採用し、前輪を駆動する1基のモーターと、後輪を駆動する2基のモーターで構成される。合計出力は1,000馬力超、トルクは959 lb-ft(1,300 Nm)に達する見込みだ。バッテリー容量は120kWhで、供給元は未発表だが、ジャガーの前モデル「I-Pace」でバッテリー品質に関する問題が発生した過去を踏まえ、信頼性の確保が求められる。

過去の失敗を繰り返さないために

ジャガーは2018年に発売した「I-Pace」で複数回のリコールを余儀なくされた。原因はLG製バッテリーの品質不良で、ジャガーのEVに対する信頼を揺るがす事態となった。Type 01では、このような失敗を繰り返さないための徹底的な品質管理が不可欠となる。

ジャガーにとってType 01は、電気自動車市場での存在感を高める重要なモデルだ。高出力と斬新なデザインで注目を集める一方で、バッテリーの信頼性向上が成功の鍵を握る。

出典: CarScoops