ジョージア州選出の民主党議員ジョン・オソフ(39歳)は、2020年から2021年にかけての民主党躍進期に当選した議員の一人だった。しかしその後、再選に失敗し、一時は忘れ去られた存在となった。その一方で、同州選出の同僚議員で、マーティン・ルーサー・キング牧師一家がかつて牧師を務めたアトランタの教会を率いるラファエル・ワーノック議員の存在感が際立っていた。
ところが、この1年でオソフ議員は民主党内で急速に注目を集める存在へと変貌を遂げた。資金調達力の高さと支持率の上昇により、今年の秋の再選レースでは有力候補と目されている。これは民主党にとって朗報だ。2022年と2024年のジョージア州における党の苦戦を受け、同州が再び共和党優勢に戻ったのではないかと懸念されていたからだ。
オソフ議員の選挙広告や演説の一部は、SNSで拡散され、党内の他の議員たちにも引用されるほどの影響力を持つようになった。特に注目を集めたのは、2月に行われた「エプスタイン階級」との呼びかけだ。また、カリフォルニア州選出のロ・カンナ議員やケンタッキー州知事のアンディ・ベッシャー議員など、他の野心的な民主党議員たちが全米各地の集会に参加したり、ポッドキャストに出演したりして大統領選への意欲を示す中、オソフ議員に2028年の大統領選への出馬を期待する声が民主党内で高まっている。
実際、オソフ議員は大統領選への立候補を否定する声明を発表するまでに追い込まれた。その理由は、 speculation( speculation)が過熱し、自身の上院選挙キャンペーンに悪影響を及ぼす可能性があったためだ。
議員の変貌を支えた要因
議員生活が順風満帆に始まったわけではない。オソフ議員の政治キャリアは、9年前に始まった。2017年初頭、アトランタ郊外の連邦下院議員補欠選挙に出馬した。当時30歳だったオソフ議員は、議員立法補佐官としての経験を持ち、映像制作会社「インサイト」を率いていた。選挙戦では多くの対立候補を資金面で圧倒し、ステイシー・エイブラムス氏や故ジョン・ルイス議員などジョージア州民主党の重鎮からの支持を獲得した。
しかし、決選投票に進出したものの、共和党のカレン・ハンドル議員に僅差で敗北した。民主党内からは、オソフ議員が明確なメッセージや政策を打ち出せなかったため敗北したとの指摘があった。その後、同じ選挙区で民主党のルーシー・マクベス議員が2018年11月にハンドル議員を破ったことで、オソフ議員の敗北はより際立ったものとなった。
それでもオソフ議員は諦めなかった。2016年のトランプ勝利後の最初の選挙という注目度の高さが、全国的な資金調達基盤を築くきっかけとなった。その資金力を活かして2020年に上院議員選挙に出馬し、激戦の民主党予備選挙を勝ち抜いた。そしてワーノック議員と共に、2021年1月の決選投票で2人の現職共和党議員を破り、ジョージア州を民主党優勢の州へと転換させた。
2028年大統領選への期待
議員の再選レースが佳境を迎える中、民主党内ではオソフ議員の2028年大統領選への立候補に対する期待が高まっている。ジャーナリストのメフディ・ハサン氏は数か月前、「11月の選挙で勝利すれば、オソフ議員は2028年の大統領選の有力候補となる」とツイートし、議員の演説動画を添付した。
オソフ議員は、 speculationが自身の上院選挙キャンペーンに悪影響を及ぼす可能性があるとして、大統領選への立候補を否定する声明を発表した。しかし、その発言にもかかわらず、民主党内でのオソフ議員の存在感はますます高まっている。
議員の急速な台頭の背景には、運、スキル、そして状況が重なった結果がある。今後、オソフ議員がどのような政治的展開を見せるのか、注目が集まる。