テスラは、サイバートラックの後輪駆動(RWD)モデルのうち、18インチホイールを装着した173台を対象にリコールを実施すると発表した。走行中にホイールが脱落する可能性があり、安全上の重大な懸念が生じている。

問題の原因は、走行時の振動や旋回力によってブレーキローターのスタッドホール周辺に亀裂が発生し、ホイールを固定するスタッドがハブから分離することだ。テスラによると、現時点でこの不具合による事故やけがの報告はないものの、関連する保証請求が3件登録されているという。

リコール対象車両の詳細

  • 対象モデル:サイバートラック RWD(18インチホイール装着車)
  • 生産期間:2024年3月21日〜2025年11月5日
  • リコール開始日:2025年6月20日以降に所有者へ通知予定

テスラは、当初2024年8月に行われた試験生産時に、ブレーキローターに亀裂が発生する可能性を確認していた。当初はスタッドの損傷は見られなかったものの、その後の調査で問題が深刻であることが判明した。

サービスセンターでも使用された不良部品

調査の結果、サイバートラック RWDモデルは工場出荷時にこの欠陥を抱えており、さらに一部のテスラサービスセンターでも同様の不良部品が使用されていたことが明らかになった。そのため、ブレーキ交換を受けた車両でも、同じ問題が発生する可能性があるという。

修理内容と対応方法

テスラは、リコール対象車両の所有者に対し、2025年6月20日以降に通知を送付する予定だ。所有者はサービスセンターに車両を持ち込み、前後ブレーキローター、ハブ、ラグナットを耐久性の高い新品部品に交換する必要がある。

「テスラは、安全性を最優先に対応を進めており、リコール対象車両の所有者には速やかに修理を受けていただくようお願いしています」とテスラ広報担当者は述べた。

生産期間と需要の低迷

テスラによると、サイバートラック RWDモデルの生産は2025年8月28日に開始されたが、需要の低迷を理由に同年11月5日に生産を終了した。このため、リコール対象となる173台は非常に限定的な台数となっている。

出典: CarScoops