民主党議員、ガソリン税凍結案に代替策を提案

トランプ大統領による連邦ガソリン税の凍結案が議会で反発を招く中、民主党議員らは燃料費高騰対策として独自の提案を展開している。この議論は単なるガソリン価格の是非を超え、戦費やインフレの負担を巡る党派間の根深い対立に発展している。

シェルマン議員の風力税案

カリフォルニア州選出の民主党議員、ブラッド・シェルマン氏が提案する法案は、原油価格が1バレル75ドルを超える場合に石油会社の利益に対して100%の風力税を課す内容だ。同法案の条文はAxiosによって先行入手された。

この税収は消費者への還付金として還元され、イラン戦争の期間中(または原油価格が75ドルを下回るまで)継続される見込みだ。

他の民主党議員らの動き

シェルマン議員に加え、カリフォルニア州のロー・カンナ議員も米国企業による原油輸出の禁止を求める法案を推進。国内供給の増加による価格抑制を目指している。

さらに、議会の民主党議員のほぼ全員が、ガソリン価格高騰の原因とされるイラン戦争の早期終結を主張。しかし、トランプ政権は原油輸出の一時停止や戦争終結要請を拒否しており、風力税案への協力も見込めない状況だ。

党派間の溝深まる

トランプ大統領は消費者の税負担軽減を目的に連邦政府の歳入削減を狙うが、民主党はイラン情勢を背景とした企業利益の再分配を主張。双方の立場の隔たりは埋まる気配がない。

出典: Axios