米国のトランプ政権は19日、イランが提案した停戦とホルムズ海峡の再開を条件に米国の経済封鎖解除を求める提案について、受け入れる可能性が低いとの見方を示した。
この提案は、イスラエルとイラン支援のヒズボラとの戦闘が激化する中、パキスタン経由で米国に伝えられた。しかし、提案にはイスラム共和国の核開発計画に関する議論を先送りする内容が含まれており、米国務長官のマルコ・ルビオ氏は18日のFOXニュースのインタビューで「核兵器開発を防ぐ確実な措置が必要だ」と述べ、提案を事実上否定した。
ルビオ氏は「いかなる合意も、イランが核兵器を保有する可能性を完全に排除するものでなければならない」と強調した。
ホワイトハウスによると、トランプ大統領の国家安全保障チームはこの提案について協議を行い、大統領が後日見解を示すとしている。
イランのアッバス・アラグチ外相は18日、ロシアを訪問。ロシアは長年イランを支援してきたが、今回の提案に対する具体的な支援策は明らかになっていない。
戦闘の被害状況
戦闘が始まって以来、少なくともイランで3,375人、レバノンで2,521人が死亡。イスラエルとレバノンの戦闘は、イラン戦争開始から2日後に再開された。このほか、イスラエルで23人、湾岸アラブ諸国で10人以上が死亡。レバノン南部ではイスラエル兵16人、米軍関係者13人、国連平和維持要員6人が犠牲となった。
—Associated Press
出典:
Fast Company