米国防総省は14日、アポロ11号の月面着陸ミッションを含む、これまで未公開だったUFO(未確認異常現象/UAP)関連の機密文書を公開した。トランプ前大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「楽しんで!見てくれ!」と呼びかけたが、多くの批判が寄せられた。
公開された文書には、1969年のアポロ11号の乗組員による任務後の報告書が含まれており、宇宙飛行士バズ・オルドリン氏がミッション中に「異常な」観測を報告していたことが明らかになった。また、アポロ17号の乗組員ロン・エヴァンス氏は宇宙船の窓越しに「非常に明るい粒子」が漂う様子を目撃し、同僚のハリソン・シュミット氏は管制官に「ロナルドの窓から花火が見えるようだ」と語ったとの記録もあった。
防衛省は今後も段階的に同様の文書を公開する計画だが、元共和党下院議員のマージョリー・テイラー・グリーン氏はこれを「陽動工作」だと非難した。
「陽動工作」との批判相次ぐ
グリーン氏はX(旧Twitter)で「私はUFOの文書などどうでもいいの。それよりも、外国戦争を続け、レイプ犯や児童虐待者を野放しにし、ドルの価値を下げている現状にうんざりしている」と述べた。さらに「歴史上最も透明性の高い政権とされるこの政権は、いまだにエプスタインの全容を明らかにせず、誰一人逮捕していない。それなのに今日、UFOの文書を公開して、あなた方を興奮させて、4.5ドル/gallon(約1.2リットル)というガソリン価格の高騰や、彼らが撤退すると約束していた戦争の続行を忘れさせようとしている」と批判した。
グリーン氏に同調する声がSNS上で広がり、トランプ政権がエプスタイン問題などの重大課題から国民の目をそらすための陽動策だとの見方が強まった。あるXユーザーは「UFOなんてクソくらえ。食料品もガソリンも電気代も高いんだ。UFOの話なんか聞きたくない」と投稿した。
コメディアンでポッドキャスターのティム・ディロン氏も自身の番組で「トランプ政権は人々を狂わせようとしている」と述べ、「真実かどうかはともかく、彼らは実際にあなたを怖がらせ、正気を失わせようとしている」と語った。
肯定的な反応も
一方で、スティーヴン・スピルバーグ監督の新作映画「ディスクロージャー・デイ」が来月公開されることもあり、肯定的な反応も見られた。あるユーザーは「一番喜んでいるのはスピルバーグだろう。彼の新作UFO/エイリアン映画が6月に公開される」と皮肉交じりに投稿した。