米国のガソリン価格が高騰を続ける中、トランプ前大統領が連邦ガソリン税の一時停止を提案した。これにより、ドライバーはガロン当たり18.4セントの節約が見込まれるが、議会の承認が必要となる。

全米平均ガソリン価格はガロン当たり4.52ドルに達し、1年前と比較して1.385ドル上昇。エネルギー省のクリス・ライト長官は「政府はガソリン価格の引き下げに向け、あらゆる方策を検討している」と述べ、連邦ガソリン税の停止も含まれる可能性を示唆した。

選挙戦の焦点に浮上

トランプ氏はCBSニュースとのインタビューで「ガソリン税を一定期間停止し、価格が下がれば段階的に再導入する」と発言。しかし、この措置には議会の承認が必要で、週に5億ドル以上の税収損失が見込まれる。

また、民主党・共和党の一部議員からも支持の声が上がっているものの、実現にはハードルが高い。さらに、イラン情勢の行き詰まりにより、ホルムズ海峡の封鎖が続き、ガソリン価格の高止まりに拍車をかけている。

ディーゼル価格も過去最高に迫る

連邦ガソリン税はガソリン1ガロン当たり18.4セント、ディーゼルは24.4セント。ディーゼルの全米平均価格は5.636ドルに達し、過去最高まであとわずか18セントとなっている。

トランプ氏の提案は選挙戦における物価対策の一環とみられ、ガソリン価格の高騰が有権者の関心を集めている。しかし、税収減という課題もあり、実現には政治的な調整が必要となる。

出典: CarScoops