ドイツのチューニングメーカーG-Powerは、BMW M5(G90)のエンジン出力を999馬力(1013PS)に強化することに成功した。これは、ミュンヘン工場出荷時の727馬力から大幅な向上となる。

M5はプラグインハイブリッド車であり、194馬力の電気モーターを搭載しているが、G-Powerは電気系統には手を加えず、エンジンの吸排気性能に焦点を当てた改造を施した。具体的には、独自のスポーツ触媒ダウンパイプ(200セル)、DeepToneエグゾースト、高性能インタークーラー、Eventuri製カーボン製エアインテークを採用。さらに、GP-1000ソフトウェアアップデートも実施されている。

これらの吸排気系の改造により、エンジン音の向上も期待できるという。フルパワーの999馬力仕様は約4万1,160ドル(約3万5,000ユーロ)で提供されるが、G-Powerでは段階的なアップグレードも用意されている。

まず、ソフトウェアアップデートのみで850PS(838馬力)に引き上げ、その後、スポーツサイレンサー、ダウンパイプ、そして最高速度リミッターの解除を含むフルパッケージを段階的に追加できる仕組みだ。

G-Powerは最高速度の具体的な数値やその他のパフォーマンスデータについては公表していないが、標準仕様のM5は0-100km/h加速3.5秒、100km/h→200km/h加速10.9秒を記録している。今回の改造により、これらの数値は大幅に短縮されることが予想される。

アップグレードは、セダンのM5だけでなく、ワゴンのM5 Touringにも対応。さらに、G-Powerは専用のデカールキットを用意し、車体にパワーアップをアピールすることも可能だ。内装では、レザーとアルカンターラのリトリムも提供される。

出典: Hagerty