米メディア大手パラマウント・スカイダンスは、1100億ドル規模のワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)との合併に向け、中東からの投資を連邦通信委員会(FCC)に承認するよう申請した。

FCCが月曜日(現地時間)に公表した申請書によると、同社は「既存および将来の外国投資家がパラマウントに対し、株式と議決権を25%を超える水準で間接的に保有することを許可するよう」求めている。さらに、特定の外国投資家に対し、5%を超える間接的な株式・議決権保有を認めること、将来的な非支配的外国投資家による間接的な株式・議決権保有を20%まで段階的に引き上げることについても、事前承認を求めている。

同社の申請書では、外国投資家による「パラマウントの株式・議決権の100%までの間接的な保有を認めること」も明記されている。これは、公開株式の変動や将来的な投資拡大に対応するためだ。ただし、パラマウントの「間接的な外国人株式保有は約49.5%にとどまり、経営権の移転にはつながらない」と説明している。

パラマウントの広報担当者はTheWrapの取材に対し、「この申請は今回の投資に関する標準的な手続きであり、WBDとの合併完了の条件ではない」と述べた。また、「取引と株式のシンジケーションが完了すれば、エリソン家とレッドバードが合併会社の最大の株式保有者となり、引き続き議決権付きの普通株式(クラスA)100%を独占的に保有する。他の株式シンジケーション参加者には、経営権、議決権、取締役会の代表権は一切与えられない」と説明した。

さらに同担当者は、「パラマウントとWBDの相乗効果により競争力が高まり、クリエイターや消費者にとってより強力な選択肢が生まれる」と語った。

FCCの申請書によれば、パラマウントの申請は初審査を経て受理されており、今後追加書類の提出が求められる可能性がある。また、申請は「国家安全保障、法執行、外交政策、通商政策に関する関係省庁に照会される」と記載されている。一般からの意見募集は5月27日まで受け付けられ、反論は6月11日までに提出する必要がある。

出典: The Wrap