米ゼネラルモーターズ(GM)傘下のビュイックは、中国市場向けに新型プラグインハイブリッドSUV「エレクトラE7」を発表した。発売からわずか90分で1万件の受注を獲得したが、そのすべてが中国からのもので、米国からの受注はゼロだった。

エレクトラE7は、洗練されたデザインと高級感あふれる内装を特徴とし、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載。プラグインハイブリッド(PHEV)システムにより、航続距離は最大1,013マイル(約1,630km)を達成している。

エレクトラE7の主な特徴

外観:流麗なデザインと高級感

エレクトラE7は、シャークノーズと呼ばれるフロントデザインを採用。上部にはC字型のデイタイムランニングライト、下部にはL字型のヘッドライトが配置されている。また、中央にはアクティブシャッター付きのインテークが設置され、後方にはソフトな曲線とプラスチック製のボディークラッドが特徴だ。ドアハンドルは流線型で、ホイールアーチは強調され、メタリックアクセントが施されている。

リアには「ギャラクシーウィング」と呼ばれるLEDテールライトと、目立つリアスポイラーが装備されている。全長は190.9インチ(4,850mm)、ホイールベースは112.2インチ(2,850mm)で、エンビジョンより8.2インチ(208mm)長く、エンクレーブより16.7インチ(424mm)短いサイズとなっている。

内装:最新技術と快適性を追求

運転席にはフラットボトムステアリングホイールが配置され、独立した12.3インチのデジタルインストルメントクラスターが搭載されている。ダッシュボード中央には15.6インチの大型タッチスクリーンが設置され、高品質な素材としてOEKO-TEX認証を取得したシートやメタル調のアクセントが採用されている。

後席には冷蔵庫や天井埋め込み型の15.6インチエンターテイメントシステムが搭載され、前席はフラットに倒れて後席を広大なリラックススペースに変えることができる。このほか、デュアルガラスルーフ、後席専用のエアコン、リクライニング機能付きシート、加熱・換気機能付きシート、リアトレイテーブル、20スピーカーのドルビーオトマスオーディオシステムなど、快適性とエンターテイメント性を高める装備が充実している。

パワーユニット:2種類のPHEVシステム

エレクトラE7には2種類のPHEVシステムが用意されている。エントリーモデルは1.5リッター自然吸気エンジン(97馬力)と電気モーター(221馬力)を組み合わせたハイブリッドシステムで、上位モデルは1.5リッターターボエンジン(154馬力)と同一の電気モーターを搭載。上位モデルのシステム出力は375馬力(280kW)で、0-62mph(0-100km/h)加速は7秒を達成する。

中国市場における注目度

エレクトラE7は、中国市場で高い注目を集めており、発売直後にはわずか90分で1万件の受注を獲得した。しかし、そのすべてが中国からのもので、米国からの受注はなかった。これは、米国市場向けの販売がまだ発表されていないことや、価格設定が米国市場と比較して大幅に低いことが要因と考えられる。

ビュイックは今後、エレクトラE7のグローバル展開を進める計画だが、現時点では中国市場への注力が目立っている。

出典: CarScoops