メイン州の民主党員を対象としたフォーカスグループの意見は、同州の上院議員選挙における民主党候補者の支持動向を浮き彫りにした。同選挙では民主党のジャネット・ミルズ知事が、外部候補者で牡蠣養殖業者のグラハム・プラットナーに対抗できず、選挙戦から撤退を表明した。
当初はミルズ知事とプラットナーの一騎打ちを特集する予定だったが、ミルズ知事の撤退により、事実上の一本化が進んだ。それでも、民主党内の有権者がプラットナーに抱く印象は、同氏の選挙戦略や民主党の現状を分析する上で示唆に富むものだった。
民主党内の世代間ギャップと既成政党への不信
フォーカスグループに参加した民主党員の多くは、ミルズ知事の能力を認めつつも、選挙への関心は低かった。その理由として、知事の年齢や民主党幹部との強いつながりが挙げられた。
「ミルズ知事の年齢が問題です。当初は目標や公約を掲げていましたが、10年近くも続けていると、マンネリ化してしまいます」と参加者のテレサさんは語った。
別の参加者、シェルドンさんは、ミルズ知事が上院議員選挙に出馬した背景にチャック・シューマー民主党上院議員会長の影響があったと指摘。「シューマー氏は民主党のリーダーとして最も弱く、効果のない存在です。ミッチ・マコーネル共和党上院議員議員長に完全に出し抜かれています。79歳で上院議員選挙に出馬するなんて、まったく理にかなっていません」と述べた(ミルズ知事は78歳だが、当選すれば79歳になる)。
キャスリンさんは「65歳以上の政治家が多すぎます。私や友人の多くより40歳以上も年上で、現代の労働者やキャリアを築こうとしている人々の声を反映していません。もっと自分のステージに近い政治家が必要です」と語った。
プラットナーの支持とタトゥー問題
その一方で、プラットナーの「外部候補者」としての魅力が支持につながった。参加者らは、彼のスタイルや雰囲気を評価し、現状への不満から一時的に彼の欠点を許容する姿勢を見せた。
しかし、プラットナーの最大のスキャンダルである「ナチスを連想させるトーテンコップ(髑髏)のタトゥー」についても議論が及んだ。プラットナーは、クロアチア駐留中の海兵隊時代に入れたこのタトゥーについて、当時はナチスの象徴であると認識しておらず、後に別のタトゥーで覆ったと説明している。
参加者の声
「ミルズ知事の年齢が問題です。当初は目標や公約を掲げていましたが、10年近くも続けていると、マンネリ化してしまいます」
— テレサさん
「シューマー氏は民主党のリーダーとして最も弱く、効果のない存在です。79歳で上院議員選挙に出馬するなんて、まったく理にかなっていません」
— シェルドンさん
「65歳以上の政治家が多すぎます。現代の労働者の声を反映していません。もっと自分のステージに近い政治家が必要です」
— キャスリンさん
このフォーカスグループの意見は、民主党内の世代間ギャップや既成政党への不信感を浮き彫りにした。また、プラットナーのような外部候補者が支持を集める背景には、こうした不満が存在することも示唆された。