ジオエンジニアリング企業が太陽光反射技術を発表

米国モンタナ州やダコタ州では時速100kmを超える暴風が吹き荒れ、テキサス州やオクラホマ州では早期の猛暑で気温が摂氏38度に達するなど、世界各地で気候変動の影響が顕著になっている。そんな中、世界初の大規模ジオエンジニアリング企業が、地球温暖化を抑制する画期的な技術を発表した。

Stardust Solutionsが開発した微粒子技術

イスラエル政府出身の医師が率いる秘密主義のスタートアップ企業Stardust Solutionsは、太陽光を宇宙空間に反射させる技術を開発。同社は1月、成層圏に散布する微粒子の詳細を発表した。直径0.5マイクロメートルの球形粒子で、歯磨き粉や食品添加物に使用される天然成分で構成されている。

同社は第1世代技術として非晶質シリカを発表。これは「完全に生体安全で、大規模生産が可能であり、すでに高度な検証段階にある」と説明。第2世代技術では、シリカの殻の中に炭酸カルシウムの核を加えた構造を採用。これにより、成層圏の加熱を防ぎつつ、太陽光の反射効率を維持できるという。

Stardust Solutionsは昨年12月、倫理指針を発表。同社は今年10月に6000万ドルの資金調達を発表し、実用化に向けた取り組みを加速させている。気候変動の専門家Hannah Safford(米国科学者連盟)は「南極氷床の崩壊などの深刻な気候リスクを軽減する可能性がある技術が、理論から実用段階に移行しつつある」とコメントした。

気候介入戦略への注目高まる

ジオエンジニアリング技術はこれまで理論的な議論にとどまっていたが、Stardust Solutionsの取り組みにより、その実現可能性が現実味を帯びてきた。専門家らは「気候介入戦略のリスクと、介入しない場合のリスクを慎重に比較検討する時期に来ている」と指摘している。

米国オハイオ州クリーブランド、データセンター建設を拒否

オハイオ州クリーブランド市は、同市スラビックビレッジ地区の35エーカーの土地に建設予定だった16億ドル規模のデータセンターの建設許可を却下した。市当局は理由を明らかにしていないが、市長Justin Bibb氏は「住宅地に大規模なデータセンターを単独で建設することへの懸念」を表明。今年の第1四半期だけで約25件のデータセンター建設計画が地元の反対により中止されている。

キューバでも深刻な気候変動の影響

キューバでも気候変動の影響が深刻化。同国では記録的な干ばつやハリケーンの頻発により、農業やインフラに深刻な被害が出ている。国際社会では、こうした気候変動の影響を軽減するためのジオエンジニアリング技術への期待が高まっている。

「ジオエンジニアリング技術は、気候変動の深刻なリスクを軽減する可能性を秘めている。しかし、そのリスクと倫理的課題についても慎重に検討する必要がある」
– 専門家コメント