中国の家電大手Dreame(ドリーム)が、北京モーターショーで斬新なEVセダンのコンセプトカーを発表した。同社はこれまで掃除機などの家電製品で知られていたが、昨年から自動車分野に本格参入し、Nebula Next、Kosmera、Star Motorの3ブランドを立ち上げている。
今回発表されたセダンは、Star Motorブランドの新作とみられ、そのデザインはバグッティ・シロンとフェラーリ・プルロッサングエの要素を融合させたような斬新なものとなっている。特に注目されるのが、ロールス・ロイス・ファントムを彷彿とさせる「自殺ドア」と、Bピラーを完全に排除した広い開口部だ。この「ピラーレス」構造は、今後のジェネシスGV90でも採用される予定となっている。
フロントビューでは、巨大なグリルが特徴的で、これは1月に開催されたCESで発表されたKosmeraコンセプトのデザインをさらに大胆に進化させたもの。幅広のエアインテークと鋭いLEDヘッドライトが組み合わさり、攻撃的な印象を与えている。
リアビューの画像はまだ公開されていないが、リアサイドウインドウとドアを包み込むC字型のラインは、バグッティのトレードマークであるCラインを彷彿とさせるデザインとなっている。
自動車事業への本格参入
Dreameは、もともと掃除機などの家電製品で知られていたが、昨年から自動車分野に本格参入。Nebula Next、Kosmera、Star Motorの3ブランドを立ち上げ、これまでにT08、T08L、D09などのコンセプトカーを発表してきた。このうちStar Motorブランドは、2月に開催された北京モーターショーでT08とT08L(いずれもDongfeng M817/M917を彷彿とさせるオフローダー)とD09(ロールス・ロイス・カリナンをモチーフとした高級SUV)を発表している。
実車化の可能性は?
今回発表されたセダンは、9月に開催される成都モーターショーで、より量産に近い姿で再び登場する可能性がある。しかし、Star Motorブランドはこれまでのところ、コンセプトカーやレンダリング画像の発表にとどまっており、実車化の可能性については不透明だ。同社の自動車事業への本格参入を印象付けるデビュー作となったが、今後の動向が注目される。