米国の共和党議員が、トランプ前大統領の球技場建設に向け、1兆円規模の公費支出を提案した。上院司法委員会のチャック・グラスリー委員長が11月11日(現地時間)に発表した包括的予算案に、この資金要求が盛り込まれた。
このうち1兆円は、同球技場の警備強化と施設改修を名目とした米国特殊部隊(シークレットサービス)向けの予算とされている。さらに、移民・税関執行局(ICE)に307億ドル、税関・国境警備隊(CBP)に35億ドルの追加予算も同時に計上された。
グラスリー委員長は声明で、「民主党の過激な反執行機関政策により米国が後退させられることは許さない」と述べ、連邦法執行機関への確実な資金提供と米国民の安全確保を目指す方針を示した。また、「この重要な資金が速やかに法制化されるよう取り組む」と強調した。
今回の予算案は、上院の単純過半数で可決される「和解手続き」を活用したもの。共和党の反対がなければ、トランプ氏の球技場建設費用として公費が支出される見通しだ。これは、先月に共和党議員が要求した4000億ドルから大幅に増額された額であり、トランプ氏が選挙期間中に「公費負担はゼロ」と発言していたこととは矛盾する内容となっている。
「米国民の意思にかかわらず、トランプ氏の球技場は建設される」
— 共和党の予算戦略に対する批判的見方
出典:
The New Republic