ゲームにストーリーは重要だが、必ずしも必要というわけではない。プレイヤーを引きつけるゲーム性があれば、たとえストーリーが支離滅裂でも、プレイヤーは何度もプレイし続ける。これは、ゲームが「インタラクティブなメディア」だからこそ可能なことだ。
ここで紹介するゲームの多くは、ストーリー自体は面白いものの、プレイヤーはその内容を深く知ることなく、単純なプレイ体験だけで満足できる。決してストーリーが悪いわけではなく、むしろ世界観や設定が魅力的な作品も多い。しかし、プレイヤーに求められているのは、その物語を追うことではなく、ゲームをプレイすることそのものなのだ。
物語よりもゲーム性が光る名作15選
1. ドラゴンズドグマ2(Dragon’s Dogma 2)
高い評価を受ける本作は、エマージェントなゲームプレイとダイナミックな世界が特徴。戦闘や探索の面で優れており、ストーリーは後回しにされがちだ。ファンの間でも、ストーリーの薄さが指摘される一方で、ゲーム性の高さが称賛されている。
2. クリムゾンデザート(Crimson Desert)
広大なオープンワールドを舞台に、戦闘や探索、プレイヤー主導のイベントが楽しめる本作。グレイメイン一派の再建を描くストーリーは存在するが、プレイヤーの関心はシステムや自由度に向かうことが多い。
3. メタルギアソリッドV:ザ・ファントムペイン(Metal Gear Solid V: The Phantom Pain)
「完璧に近い」と評されるゲーム性とオープンエンドなミッションデザインが特徴。その一方でストーリーは「目的を見失った」と評され、後半は特に不完全な出来とされている。それでも、ゲーム性の高さが際立っている。
4. モンスターハンターワイルズ(Monster Hunter Wilds)
ストーリーは主に狩猟への誘導に過ぎないが、真の魅力は武器の使いこなし、モンスターとの戦い、ビルドの最適化にある。これは、モンスターハンターシリーズ全般に共通する特徴だ。
5. DOOM(2016)
ストーリーは意図的に控えめに扱われており、主人公が exposition(説明)を一蹴する場面も。代わりに、高速でアグレッシブな戦闘ループがゲームの核となっている。
6. ダークソウル(Dark Souls)
深い lore(背景設定)を持つ一方で、ストーリーは意図的にわかりにくく設計されている。多くのプレイヤーはストーリーを理解できないまま、高い難易度と相互接続された世界観に魅了されている。
7. エルデンリング(Elden Ring)
ダークソウルと同様、物語は断片的で理解しにくい。しかし、探索、戦闘、ビルドの多様性がゲームの核であり、ストーリーの理解は必須ではない。
8. ボーダーランズ3(Borderlands 3)
過去作と比較してストーリーの評価は低かったが、カオスな銃撃戦とロットシステムがゲームを支え、プレイヤーを引きつけ続けた。
9. ディアブロIII(Diablo III)
前作と比較してストーリーは弱いとの評価だったが、戦闘とロットのループが中毒性を持ち、数百時間にわたりプレイされ続けた。
10. スーパーマリオブラザーズ(Super Mario Bros.)
ストーリーは極めてシンプルだが、プラットフォーミングのデザインとゲーム性の革新性が、史上最も影響力のあるゲームの一つに押し上げた。
11. ストリートファイターV(Street Fighter V)
ストーリーは批判されることが多かったが、タイトな戦闘システムと競争力の高さがゲームの人気を支えた。
12. 鉄拳8(Tekken 8)
複雑でわかりにくいストーリーにもかかわらず、深い戦闘システムと競争力の高さがゲームの魅力となっている。
13. ジャストコーズ3(Just Cause 3)
ストーリーはほとんど記憶に残らないが、オープンワールドの破壊、トラバーサルメカニクス、カオスなゲームプレイが真の魅力だ。
14. ファークライ4(Far Cry 4)
ストーリーは存在するが、多くのプレイヤーはむしろオープンワールドの自由度やシステムに魅了されている。
15. グランドセフトオートV(Grand Theft Auto V)
ストーリーは一定の評価を得ているが、プレイヤーの多くはむしろオンラインモード「GTAオンライン」の自由度やマルチプレイヤー要素に夢中になっている。
なぜストーリーがなくてもゲームは面白いのか?
これらのゲームがプレイヤーを引きつける理由は、ストーリーよりも「プレイの質」に重点を置いているからだ。例えば、
- 戦闘システムの深さ:DOOMや鉄拳8のように、戦いそのものが楽しみの核となる。
- 探索と自由度:クリムゾンデザートやジャストコーズ3のように、プレイヤーが自由に世界を冒険できることが魅力だ。
- 達成感と成長:モンスターハンターワイルズやディアブロIIIのように、スキルや装備を磨く過程が中毒性を生む。
- 没入感とリアリティ:ドラゴンズドグマ2やエルデンリングのように、世界そのものがプレイヤーを引き込む。
これらの要素が組み合わさることで、たとえストーリーが薄くても、プレイヤーは何度もゲームに戻ってくるのだ。
まとめ:ゲームの本質は「プレイ」にある
優れたゲームは、ストーリーがなくてもプレイヤーを虜にする。重要なのは、プレイヤーが「何をするか」ではなく、「どのように楽しむか」だ。これからゲームをプレイする際は、ストーリーだけでなく、ゲーム性そのものにも注目してみてほしい。