米国のガソリン価格、4年ぶり高値に
米国のガソリン平均価格が1ガロン当たり4.176ドルに達し、2020年9月以来の4年ぶり高値を記録した。これは前日比で6.5セント、1週間前比で15.4セント、1カ月前比で20セントの上昇に相当する。特に、1年前の平均価格3.150ドルからは1.026ドル(33%)も高騰しており、消費者に大きな負担を強いている。
AAA(全米自動車協会)によると、この価格は2022年6月19日の4.179ドルに次ぐ水準だ。また、ガソリン価格は一時的に落ち着きを見せていたが、中東情勢の悪化により再び上昇に転じた。
ディーゼル価格は過去最高値に迫る
ディーゼル価格も深刻な状況にある。現在の平均価格は1ガロン当たり5.461ドルで、1年前の3.536ドルから1.925ドル(54.4%)も上昇。2022年6月に記録した5.816ドルという過去最高値に迫っている。
州別の価格格差も拡大
価格は地域によって大きな差が見られる。カリフォルニア州では、ガソリンが1ガロン5.965ドル、ディーゼルが7.480ドルと、いずれも全米で最も高い水準にある。一方、オクラホマ州ではガソリン3.634ドル、ディーゼル4.731ドルと、全米平均を下回る。同州の過去最高値はガソリン4.666ドル、ディーゼル5.303ドルで、現在の価格はまだその水準には達していない。
中東情勢の不安定化が価格高騰の要因に
ガソリン価格の上昇は、主に中東情勢の不安定化が原因とされる。特に、ホルムズ海峡の封鎖リスクが価格を押し上げている。トランプ前大統領は最近、「イランが崩壊状態にある」と発言し、米国に対しホルムズ海峡の開放を求めているが、その真偽や具体的な影響については不明確だ。
「イランは崩壊状態にあり、米国にホルムズ海峡の開放を求めている。彼らは今、指導部の状況を整理している」
— トランプ前大統領
専門家らは、当面の間、ガソリン・ディーゼル価格の高止まりが続くと予測している。エネルギー市場の動向次第では、さらなる価格上昇の可能性も否定できない。