米大手住宅メーカーのPulteGroupは、2026年1〜3月期の販売奨励金を売上高の10.9%まで引き上げ、50万ドルの住宅で5万4,500ドル相当のインセンティブを提供したと発表した。同社は、住宅需要の低迷が続く中、エントリーレベル層の購入を支援するため、奨励金を大幅に拡大している。
同社は、パンデミック期の住宅ブーム時に記録的な利益率を達成したが、2022年夏以降の需要減退に伴い、利益率を圧縮し、販売ペースを維持するための価格調整を実施。2026年1〜3月期の売上総利益率は24.4%となり、前年同期の27.5%や2025年10〜12月期の24.7%を下回ったものの、業界内では依然高水準を維持している。
販売奨励金の推移
- 2024年4〜6月期:6.3%(50万ドル住宅で3万1,500ドル相当)
- 2025年1〜3月期:8.0%(同4万ドル相当)
- 2026年1〜3月期:10.9%(同5万4,500ドル相当)
PulteGroupは通常、奨励金を売上高の3.0〜3.5%に設定しているが、需要低迷に伴い、これを大幅に上回る水準まで引き上げている。同社のCEO、ライアン・マーシャル氏は「低金利固定ローンやその他のインセンティブにより、一部の顧客の住宅購入を支援しているが、これは四半期の奨励金が売上高の10.9%に達するという代償を伴う」と述べた。
同社は、奨励金の拡大がエントリーレベル層の購入減少を緩和する一因となっていると説明。住宅市場の回復が見通せない中、販売競争力を維持するための戦略的な取り組みを強化している。
出典:
Fast Company