1992年5月5日、米国憲法修正第27条が正式に批准された。同修正条項は、議員の報酬変更について、議員選挙後にのみ発効することを定めた画期的な内容で、提案から203年という異例の長期間を経て成立した歴史的な出来事となった。
修正第27条は、1789年の第1回連邦議会において、ジェームズ・マディソン議員によって提案された。しかし、当時の批准プロセスは厳格であり、各州の承認を得るまでに2世紀以上もの歳月を要した。最終的に批准に至った背景には、議員報酬の恣意的な変更を防ぐという憲法の原則が再評価されたことが挙げられる。
条文の内容は以下の通りである:
「議員の報酬を変更する法律は、議員選挙後に初めて効力を発する」
この修正条項の成立により、議員報酬の変更は選挙を通じた民意の反映を経た上でのみ実施されることが憲法上保障されることとなった。これにより、議員の報酬が選挙運動や政治的圧力によって恣意的に操作されるリスクが低減されることが期待された。
修正第27条の批准は、米国憲法史上でも類を見ない遅延を経ての成立として知られており、憲法の柔軟性と長期的な視点の重要性を示す事例としてしばしば取り上げられる。
出典:
Reason