カレッジフットボールのコーチらは現在、選手権の出場枠を12チームから24チームに拡大することを求めている。しかし、同競技の主要放映局であるESPNはこれに反対の立場を示している。
ACCのジム・フィリップスコミッショナーは8月28日、ESPNが選手権の出場枠を16チームを超えて拡大することに消極的だと明言した。この両者の立場は、いずれも予測可能なものだ。
選手権の出場枠が増えれば、ポストシーズン出場資格を獲得したコーチに支払われるボーナスも増えるため、大学フットボールのコーチにとっては望ましい展開となる。その一方で、ESPNが放映権を持つボウルゲームの価値はさらに低下することになる。
現在の12チームからさらに出場枠を拡大すれば、13番目のチームが「出場機会を奪われた」と不満を抱く事態は避けられる。しかし、どれだけ出場枠を拡大しても、常に「選外第1号」のチームは存在するものだ。
出場枠を極端に拡大すれば、出場できなかった最強チームでさえ「優勝を目指す価値がない」と見なされなくなる可能性はある。だがその反面、出場資格のないチームが多数含まれるという事態も招きかねない。
選手権は、かつてのチャンピオンを選定するシステムよりも優れている。出場枠が拡大すれば、 meaningless bowl game(実質的な意義の薄いボウルゲーム)をスキップする選手が増えることにもつながる。その一方で、試合数の増加、選手の負担増、けがのリスク上昇、プロ入り前のキャリアへの悪影響など、様々な課題も生じる。
いずれにせよ、選手権の出場枠は拡大する方向に向かっている。それが2チームなのか、4チームなのか、それとも12チームなのかはまだ定かではない。