2024年4月1日、ESPNがNFLネットワークの運営権を引き継いだ。その翌月5月1日、主要ケーブルプロバイダーのComcast(Xfinity)からNFLネットワークが姿を消した。放送権契約を巡る紛争が原因だ。

スポーツメディアFront Office Sportsのライアン・グラスピーゲル氏が報じたところによると、Disney(ESPNの親会社)は「ファンにとって残念で混乱を招く事態だ」とコメント。NFLネットワークとRedZoneチャンネルを引き続き視聴できるよう提案したが、Comcast側がこれを拒否し、チャンネルを削除したと述べた。

Disneyは声明で「公平な合意に向け、引き続き誠実な交渉を行い、優れたNFL番組へのアクセスを一刻も早く回復させる」と強調。一方、Comcastは「NFLネットワークとRedZoneの放送権契約が満了し、新たな運営者であるDisney/ESPNと将来の放送について協議中」と説明した。

ドラフト終了後、交渉の緊急性は低下

NFLドラフトが終了したことで、状況に対する緊急性は薄れた。オフシーズンの主なイベントとして残るのは「 schedules(試合日程)の発表」のみだが、これはESPNがカバーするため、視聴者にとって致命的な影響はない。 schedulesはESPNとNFLネットワークの番組内で発表されるが、オンラインでも全容が公開される。

とはいえ、これはESPNがNFLネットワークの運営を担うようになった初の具体的な事例だ。今後、チャンネルの再開に向けた交渉はESPNが主導することになる。合意に至るまで、ファンはNFLネットワークとRedZoneチャンネルへのアクセスを失う状態が続く見通しだ。