米国のカジュアルダイニングチェーン「アップルビーズ」を運営するフランチャイズ企業NRPF Group Twoが、3月に連邦破産法第11条を申請後、新たに5店舗の閉鎖を計画していることが、5月5日付の裁判所書類により明らかになった。
同社はフロリダ州、ジョージア州、アラバマ州で約50店舗を運営しており、このうち5店舗のリース契約を拒否する許可を連邦裁判所に求めている。対象となる店舗のうち4店舗はフロリダ州、1店舗はジョージア州に位置する。同社は「これらの店舗は採算が合わない」として閉鎖を検討している。
今回の閉鎖計画は、3月に報告された10店舗の閉鎖に続くものだ。当時、ウォルト・ディズニー・ワールドやシー・ワールドなどの主要観光地周辺の店舗も含まれていた。アップルビーズ全体では、2025年12月現在で約1,520店舗のフランチャイズ展開を行っているが、業績は低迷が続いている。
閉鎖が予定される店舗の詳細
5月5日の裁判所書類によると、NRPF(別名:Neighborhood Restaurant Partners Florida)が閉鎖を計画している店舗は以下の通り:
- フロリダ州オーランド:2823 South Orange Avenue
- ジョージア州ティフトン:808 West 7th Street
- フロリダ州オカラ:2615 SW 19th Ave. Rd.
- フロリダ州タンパ:10606 Sheldon Road
- フロリダ州メイトランド:298 Southhall Lane
これらの店舗のリース契約は、NRPFが同社を取得してから14年以上にわたるものも含まれている。
NRPFの破産理由と今後の展望
NRPFは3月の破産申請時に、当初は店舗が採算を維持していたものの、2015年末頃から業績が悪化し始めたと説明していた。新型コロナウイルス感染症の流行、インフレーション、運営コストの上昇が追い打ちをかけたという。同社はアップルビーズを展開するDine Brands Globalとの暫定的な合意に達し、同社が店舗を引き継ぐ予定だった。Dine Brands GlobalはIHOPも運営しており、今年はIHOPとアップルビーズのコブランド店舗も展開している。
しかし、NRPFの財務状況が悪化したため、合意が完了する前に破産申請に至った。アップルビーズはNRPFの店舗に対する「ストーキングホース入札者(最低入札者)」として機能しており、今月中旬までに正式な取引が完了する予定だった。現時点では、この5店舗が取引の対象に含まれるかどうかは明らかではない。同社の発表によると、一部の店舗はすでに一時的に閉店しているものの、多くは通常営業を続けているという。
「これらの店舗は長年にわたり採算が合わなかった。経営再建の一環として、閉鎖を決定した」
— NRPF Group Two 広報担当者