クルンブル創業者、経営陣が退任を発表

米国の大手クッキー・チェーン「クルンブル」の創業者兼CEOのジェイソン・マクゴーワン氏、共同創業者で最高ブランド責任者(CBO)のソーヤー・ヘムズリー氏、最高技術責任者(CTO)のブライス・レッド氏が、今後の経営移行に伴い退任することを発表した。3人は外部からの後任者が見つかるまで現職に留まり、その間に新たなリーダーシップ体制の構築を進める。

新体制への移行計画

退任発表の中で、マクゴーワン氏は「今こそ、公募によるリーダーシップの刷新が必要な時だ」と述べ、透明性の高い採用プロセスを通じて、クルンブルの将来を支える最高のリーダーを発掘する意向を示した。また、3人は引き続き同社の取締役会メンバーとして関与し、スムーズな移行を支援する。

発表文には「規模の拡大と差別化されたイノベーションに注力する」との方針が明記されており、今後は新しい体制の下で成長戦略を加速させる方針だ。

クルンブルの現状と将来展望

クルンブルは2017年にマクゴーワン氏とヘムズリー氏によって設立され、現在全米で約1,100店舗を展開する大手デザートブランドに成長した。その一方で、2023年には企業体制の見直しに伴い、本社社員の約10%にあたる従業員を削減。また、業績不振の店舗を中心に19店舗を閉鎖するなど、規模の縮小が続いていた。

しかし、同社の広報担当副社長であるロンダ・ブロムリー氏は、2024年のインタビューで「成長停止の計画はなく、2026年には米国とカナダで大幅な店舗拡大を予定している」と否定していた。今回の経営陣交代は、こうした成長戦略の一環として位置付けられる。

クルンブルを巡る反響と今後

クルンブルのクッキーは、その巨大なサイズや冷たい状態での提供、多彩なトッピングなどで話題を呼び、賛否両論の反応を得ている。中には、あえて「クルンブル叩き」と称してSNSでネガティブなレビューを投稿するユーザーも存在するが、その一方で、同ブランドはデザート業界における存在感を確固たるものにしている。

今後、新しい経営陣の下でどのような戦略が展開されるのか、業界関係者からも注目が集まっている。